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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2022年10月28日)

更新日

 

協和キリン、高リン血症治療薬テナパノル塩酸塩を申請

協和キリンは10月28日、リン吸収阻害薬テナパノル塩酸塩を「透析中の慢性腎臓病患者における高リン血症の改善」の適応で申請したと発表した。国内で行った4つの臨床第3相(P3)試験では、単剤投与でプラセボに比べて統計学的に有意に血清リン濃度を低下させることが示され、既存のリン吸着剤で管理困難だった患者への追加投与でも有効性が確認された。同薬は米Ardelyxが創製した低分子化合物で、協和キリンは2017年11月に日本での独占的開発・販売権を取得した。

 

中外 浮間事業所を拡大、隣接の事業用地購入

中外製薬は10月28日、富士アミドケミカルが東京都北区に保有する事業用地を購入すると発表した。浮間事業所(同区)の西側に隣接する土地で、面積は1万4107平方メートル。浮間事業所には現在、製法研究を行う研究所と子会社・中外製薬工業の工場が置かれているが、取得する土地は製法研究機能の強化に充てる。土地の引き渡しは2025年9月を予定している。

 

久光 変形性膝関節症治療薬、米国P3で有効性示せず

久光製薬は10月28日、開発中の経皮鎮痛消炎剤「HP-5000」(ジクロフェナクナトリウム)について、変形性膝関節症を対象に行った米国P3試験で主要評価項目を達成できなかったと発表した。投与12週間後の膝関節痛スコアの変化量で、プラセボに対する有意な改善を示さなかった。同社は「詳細な分析を行い、開発の継続可能性を検討する」としている。

 

第一三共 BRAF阻害薬めぐる特許訴訟でノバルティスが控訴

第一三共は10月28日、旧米国子会社プレキシコン(今年3月に閉鎖)とスイス・ノバルティスがBRAF阻害薬の特許をめぐって争っている訴訟で、一審で敗訴したノバルティスが控訴したと発表した。今年9月の一審・米カリフォルニア州北部地区連邦地裁判決では、プレキシコンが保有する特許は有効で、ノバルティスの「タフィンラー」が同特許を侵害していると判断。ノバルティスはこれを不服とし、27日に米国連邦巡回区控訴裁判所に控訴した。

 

キッセイ、4~9月期業績予想を上方修正

キッセイ薬品工業は10月28日、2022年4~9月期の業績予想を上方修正したと発表した。修正後の予想は、売上高328億円(従来予想比18億円増)、営業利益6億円の赤字(7億円増)。国内医療用医薬品の伸長や売上原価率の改善などによって売り上げ、利益とも従来予想を上回る見通しとなった。

 

「オプジーボ」韓国で非小細胞肺がん術前補助療法の承認取得

小野薬品工業は10月28日、免疫チェックポイント阻害薬の抗PD-1抗体「オプジーボ」(一般名・ニボルマブ)について、韓国で非小細胞肺がんに対する術前補助療法の適応追加が承認されたと発表した。プラチナ製剤を含む化学療法2剤と併用する。日本では今年4月に申請した。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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