1. Answers>
  2. AnswersNews>
  3. きょうのニュース>
  4. 製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2022年2月2日)
きょうのニュース

製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2022年2月2日)

更新日

 

不妊治療の保険適用「バイアグラ」など6成分16品目を薬価収載へ

中央社会保険医療協議会(中医協)は2月2日、4月に行われる不妊治療の保険適用に伴い、医薬品6成分16品目を薬価収載することを了承した。収載されるのは▽勃起不全治療薬「バイアグラ錠」(ヴィアトリス製薬)▽同「シアリス錠」(日本新薬)▽卵胞刺激ホルモン製剤「レコベル皮下注」(フェリング・ファーマ)▽GnRHアンタゴニスト「ガニレスト皮下注」(オルガノン)▽同「セトロタイド注射用」(日本化薬)▽黄体ホルモン製剤「ルテウム膣用坐剤」(あすか製薬)▽同「ウトロゲスタン膣用カプセル」(富士製薬工業)▽同「ルティナス膣錠」(フェリング・ファーマ)▽同「ワンクリノン膣用ゲル」(メルクバイオファーマ)――で、収載は4月1日付。再審査期間を満了していないレコベルを除き、14日処方制限ルールの対象外とする。

 

Ubieと日本BI、肺線維症の疾患啓発で協業

Ubie(ユビー、東京都中央区)は2月2日、日本ベーリンガーインゲルハイム(日本BI)と肺線維症の疾患啓発で協業すると発表した。ユビーの医療情報提供サービス「ユビーAI受診相談」で肺線維に関連する症状を回答すると、日本BIが運営する肺線維症に関する情報サイトへのリンクを表示する。ユビーAI受診相談は月間450万人が利用。協業によって両社は、疾患の認知向上と早期発見につなげる。

 

PhRMA、日本代表に元駐ルーマニア米国大使のハンス・クレム氏

米国研究製薬工業協会(PhRMA)は2月2日、日本代表に元駐ルーマニア米国大使のハンス・クレム氏を任命したと発表した。クレム氏は40年にわたって米国の外交官として活動。ルーマニアや東ティモールで大使を務め、アジア太平洋経済協力(APEC)では調整官として米国を代表した。日本や韓国の米国大使館で勤務した経験も持つ。

 

田辺三菱 カリプラジン、シンガポールで双極性障害に適応拡大

田辺三菱製薬は2月2日、ハンガリーのゲデオンリヒターから導入したドパミンD3/D2受容体パーシャルアゴニストのカリプラジンについて、シンガポールで双極性障害への適応拡大の承認を取得したと発表した。田辺三菱はゲデオンリヒターからライセンスを得てアジアで同薬を開発しており、シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシアで統合失調症治療薬として承認を取得している。

 

決算

スイス・ノバルティス(2021年12月期、2月2日発表)

売上高516億2600万ドル(約5兆9370億円、為替影響を除く前期比4%増)、営業利益116億8900万ドル(13%増)。乾癬治療薬「コセンティクス」(47億1800万ドル、17%増)や心不全治療薬「エンレスト」(35億4800万ドル、40%増)などが好調だった。22年12月期は売上高、コア営業利益とも1桁台半ばの成長を見込む。

 

米ギリアド・サイエンシズ(2021年12月期、2月1日発表)

売上高273億500万ドル(約3兆1401億円、前期比11%増)、営業利益99億1800万ドル(144%増)。新型コロナウイルス感染症治療薬「ベクルリー」が55億6500万ドル(98%増)を売り上げ、業績を牽引した。22年12月期は製品売上高238億~243億ドル(21年12月期は270億800万ドル)と減収を予想。ベクルリーは20億ドルの売り上げを見込む。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

あわせて読みたい

メールでニュースを受け取る

  • 新着記事が届く
  • 業界ニュースがコンパクトにわかる

オススメの記事

人気記事

メールでニュースを受け取る

メールでニュースを受け取る

  • 新着記事が届く
  • 業界ニュースがコンパクトにわかる