GLP-1受容体作動薬のダイエット目的使用で注意喚起
2型糖尿病治療薬のGLP-1受容体作動薬を製造・販売する製薬企業5社は8月20日、ダイエットなどを目的としたGLP-1受容体作動薬の適応外使用を推奨するような広告がインターネット上に掲載されているとし、適正使用の呼びかけを始めた。各社は「2型糖尿病以外に使用された場合の安全性・有効性は確認されていない」と強調し、適応外使用を推奨する広告を発見した場合は規制当局に連絡するとしている。GLP-1受容体作動薬をめぐっては、日本糖尿病学会も7月に同様の声明を出している。
デュシェンヌ型筋ジストロフィー治療薬「ビルテプソ」米国でも発売
日本新薬は8月20日、アンチセンス核酸医薬「VILTEPSO」(一般名・ビルトラルセン、国内製品名「ビルテプソ」)について、米国で販売を開始したと発表した。適応は「エクソン53スキッピングで治療可能なジストロフィン遺伝子の欠失が確認されているデュシェンヌ型筋ジストロフィー」。日本では5月から販売中。現在、検証試験として国際共同臨床第3相(P3)試験を行っている。
ジーンテクノ 北大などと難治性骨折で共同研究
ジーンテクノサイエンスは8月20日、北海道大などと難治性骨折の新規治療法創出に向けた共同研究契約を結んだと発表した。骨折は多くが自然治癒するが、全体の10%は治癒に至らず、難治性骨折と呼ばれる。共同研究では、ジーンテクノが調製したヒト歯髄幹細胞を使い、高齢者の骨の再生を助ける治療法の創出を目指す。