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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2020年6月5日)

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小野「フオイパン」新型コロナの臨床試験開始

小野薬品工業は6月5日、タンパク分解酵素阻害薬「フオイパン」(一般名・カモスタットメシル酸塩)について、新型コロナウイルス感染症を対象とする臨床試験を始めたと発表した。同薬は慢性膵炎と術後逆流性食道炎で承認されている薬剤。ウイルス膜と細胞膜の融合を阻害することで、ウイルスが細胞に侵入するのを防ぐと考えられている。より高い有効性を得るため、試験では承認用量を上回る用量を投与。健康成人で安全性を確認した上で、新型コロナウイルス感染症の患者に投与する。

 

バイエル 心不全薬ベルイシグアトを申請

独バイエルは6月5日、慢性心不全治療薬ベルイシグアトを日本で申請したと発表した。同薬は1日1回経口投与の可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激薬で、NO-sGC-cGMP 経路に作用し、心機能を回復させる。

 

アステラス 年内にフィットネスサービス開始、運動プログラムを開発

アステラス製薬は6月5日、2型糖尿病患者に対する科学的根拠に基づいた運動プログラムを開発したと発表した。今年中に、同プログラムを活用したフィットネスサービスを地域限定で開始する。プログラムは、横浜市、横浜市立大との連携で開発。有酸素運動とレジスタンス運動を組み合わせたもので、コントロール群を対照とした介入研究で血糖コントロールの改善に対する臨床的な有用性を確認したという。

 

MeijiSeikaファルマ、爪白癬治療薬の開発を中止

MeijiSeikaファルマは6月5日、自社創製の抗真菌薬「ME1111」の開発を中止すると発表した。外用の爪白癬治療薬として開発を進めてきたが、国内P2試験で主要評価項目を達成することができなかった。

 

参天「アイリーア」のプレフィルドシリンジ製剤を発売

バイエル薬品と参天製薬は6月5日、眼科用VEGF阻害薬「アイリーア」(アフリベルセプト)のプレフィルドシリンジ製剤を発売したと発表した。既存のバイアル製剤に比べ投与の準備が簡便で、施術の効率化や医師の負担軽減が期待できるという。薬価は1キット13万7292円。既存製剤と同様に、バイエルが製造販売承認を持ち、参天が販売。情報提供活動は両社共同で行う。眼科用VEGF阻害薬では、ノバルティスファーマが先月「ベオビュ」(ブロルシズマブ)を発売し、競争が激しくなっている。

 

中外「FoundationOne」の機能追加を申請

中外製薬は6月5日、がん遺伝子パネル検査「FoundationOne CDx がんゲノムプロファイリング」について、PARP阻害薬「リムパーザ」(オラパリブ)の相同組換え修復(HRR)関連遺伝子変異陽性の転移性去勢抵抗性前立腺がんに対するコンパニオン診断機能の追加を申請したと発表した。リムパーザのHRR関連変異陽性の転移性去勢抵抗性前立腺がんへの適応拡大は、現在アストラゼネカが申請中。

 

アストラゼネカ、19年の日本売上高は2777億円

アストラゼネカ日本法人は6月5日、2019年の日本での売上高は前年比26%増の25億4800万ドル(約2777億円)だったと発表した。領域別では、オンコロジーが14億3600万ドル(前年比52%増)、循環器・腎・代謝疾患が2億9900万ドル(3%増)、呼吸器が3億7700万ドル(17%増)だった。

 

沢井「レビトラ」後発品の承認取得

沢井製薬は6月4日、勃起不全(ED)治療薬「レビトラ」(バルデナフィル)の後発医薬品の承認を取得したと発表した。沢井はED治療薬「シアリス」(タダラフィル)の後発品を今年3月に発売した。

 

小野「オプジーボ」台湾で食道がんへの適応拡大承認

小野薬品工業は6月5日、免疫チェックポイント阻害薬「オプジーボ」(ニボルマブ)が台湾で食道扁平上皮がんへの適応拡大の承認を取得したと発表した。フッ化ピリミジン系薬剤とプラチナ系薬剤を含む併用療法後に病勢進行が認められた患者が対象。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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