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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2019年11月25日)

更新日

 

ノバルティス、米メディシンズを1兆円で買収…心血管領域のsiRNA獲得

ノバルティスは11月24日、米メディシンズ・カンパニーを約97億ドル(約1兆573億円)で買収したと発表した。動脈硬化性心血管疾患や家族性高コレステロール血症を対象に開発中のインクリシランを獲得。心血管領域のラインナップを強化する。同薬は肝臓でのPCSK9の産生を阻害するsiRNAで、メディシンズは同薬を年内に米国で、来年1~3月に欧州で申請することを目指している。

 

旭化成 ベロキシスを1400億円で買収、米国市場に事業基盤

旭化成は11月25日、米国の製薬企業ベロキシス・ファーマシューティカルズを買収すると発表した。同社の親会社デンマーク・ベロキシスDKから、株式公開買い付けで全株式を取得する。買収額は総額約89億デンマーククローネ(約1432億円)。ベロキシスは独自のドラッグデリバリー技術を活用した免疫抑制剤を販売。旭化成は買収によって、米国医薬品市場での事業基盤の獲得を狙う。

 

田辺三菱、エダラボン経口懸濁液のP3試験を開始

田辺三菱製薬は11月25日、エダラボンの経口懸濁液について、筋萎縮性側索硬化症(ALS)を対象にグローバルで臨床第3相(P3)試験を開始したと発表した。北米・欧州・日本で150人の患者を対象に、長期安全性を評価する。同薬の投与経路は点滴静注に限られていたが、嚥下障害のあるALS患者でも服用しやすい経口薬の開発を進めていた。米国で2021年度の発売を目指している。

 

大日本住友、アポモルヒネ舌下フィルムを米国で再申請

大日本住友製薬は11月25日、今年1月に米国で承認見送りとなったアポモルヒネ舌下フィルム製剤について、パーキンソン病のオフ症状を対象に米国で再申請したと発表した。米FDA(食品医薬品局)からの要求に対応し、臨床データの追加分析を行い、包装表示を変更したという。

 

旭化成ファーマ、ファスジルをリバイバル創薬の米社に導出

旭化成ファーマは11月25日、ローキナーゼ阻害薬ファスジル(日本製品名・エリル)について、米ウールジー・ファーマシューティカルズと注射剤・点眼剤以外の製剤に関するライセンス契約を結んだと発表した。日本・韓国・中国・台湾以外の全世界での独占的な開発・製造権を供与する。ウールジーは承認薬を別の適応で開発するリバイバル創薬を行っており、希少神経変性疾患などを対象に開発を行う。

 

鳥居「ユリノーム」をトーアエイヨーに承継

鳥居薬品は11月25日、尿酸排泄薬「ユリノーム」(一般名・ベンズブロマロン)について、日本での製造販売承認を来年4月1日付でトーアエイヨーに承継すると発表した。同薬の2018年度の売上高は約6億円。承継後はトーアエイヨーが製品の供給と情報提供活動を行い、鳥居が販売・流通を担当する。

 

塩野義「ゾフルーザ」台湾で発売

塩野義製薬は11月25日、抗インフルエンザウイルス薬「ゾフルーザ」(バロキサビル マルボキシル)を台湾で発売したと発表した。適応は「成人および12歳以上の小児の急性A型、B型インフルエンザウイルス感染症」。販売は台湾子会社の台湾塩野義製薬股份有限公司が行う。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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