バイオジェン・エーザイ P3試験中止のアデュカヌマブを申請へ
米バイオジェンとエーザイは10月22日、共同開発しているアルツハイマー病治療薬候補の抗アミロイドβ抗体アデュカヌマブについて、2020年に米国で承認申請すると発表した。今年3月に主要評価項目を達成する可能性が低いとして2本の臨床第3相(P3)試験を中止したが、その後のデータ解析で、高用量投与患者群で症状悪化の抑制を確認したという。米FDA(食品医薬品局)とも協議し、申請を目指す方針を決めた。日本を含む他国でも規制当局との協議を進め、申請を行う予定。
武田、米社からセリアック病治療薬の権利獲得
武田薬品工業は10月23日、米COUR Pharmaceuticals Development Companyからセリアック病治療薬「CNP-101/TAK-101」の全世界での独占的開発・製品化の権利を獲得したと発表した。セリアック病は、グルテン摂取により小腸の炎症や傷害を引き起こす自己免疫疾患。TAK-101はCOUR社の抗原特異的な免疫寛容技術を用いた薬剤で、セリアック病患者のグルテン寛容性を誘導するようデザインされている。
日医工 セファゾリン、11月25日から段階的に供給再開
日医工は10月23日、抗菌薬「セファゾリンナトリウム『日医工』」の供給を11月25日から段階的に再開すると発表した。当面は出荷調整を行いながら供給し、来年1月から通常出荷を行う予定。日医工のセファゾリンは、原薬の不足により今年3月から供給を停止。同社は安定供給に向け、静岡工場(静岡県富士市)に15億円の設備投資を行うと発表している。
MeijiSeikaファルマ「ヒアルロン酸Na関節注」にプラスチックシリンジ
MeijiSeikaファルマは10月23日、関節機能改善剤「ヒアルロン酸Na関節注25mgシリンジ『明治』」の「プラスチックシリンジ・ロックあり製剤」を10月25日に発売すると発表した。現在は「ガラスシリンジ・ロックなし製剤」と「アンプル製剤」を販売中。プラスチックシリンジ・ロックあり製剤を追加することで、医療機関の多様なニーズに応えるとしている。