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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2019年10月17日)

更新日

 

第一三共、トラスツズマブ デルクステカンを米国でも申請

第一三共は10月17日、大型化を期待する抗HER2抗体薬物複合体(ADC)トラスツズマブ デルクステカン(開発コード・DS-8201)について、「HER2陽性乳がん」を対象に米国で申請し、FDA(食品医薬品局)に受理されたと発表した。優先審査に指定され、審査終了目標日は来年4~6月に設定された。日本でも今年9月に申請している。

 

大日本住友 豪サイナータへの買収提案を取り下げ

大日本住友製薬は10月17日、再生・細胞医薬品を手掛けるオーストラリアのサイナータに対する買収提案を取り下げたと発表した。大日本住友は150億円規模での買収を提案していたが、条件面で合意に至らなかった。

サイナータは他家iPS細胞由来間葉系幹細胞を使った再生医療等製品を開発しており、今年9月には移植片対宿主病を対象とした「CY-001」を富士フイルムに導出している。

 

日立化成、FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症の体外診断薬が保険適用

日立化成は10月17日、FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症の体外診断用医薬品「デタミナーCL FGF23」が今月1日付で保険適用になったと発表した。同製品は子会社の日立化成ダイアグノスティックス・システムズが開発し、昨年承認を取得。同社の全自動化学発光免疫測定装置を使い、血清中のFGF23濃度を測定できるようにした。

FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症に対しては今年9月、協和キリンの抗FGF23抗体「クリースビータ」(一般名・ブロスマブ)が承認されている。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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