キョーリンリメディオ、ナゾネックスAGを26日に発売
キョーリン製薬ホールディングスは8月23日、子会社キョーリンリメディオがアレルギー性鼻炎治療薬「ナゾネックス」(一般名・モメタゾン)のオーソライズド・ジェネリック(AG)を同月26日に発売すると発表した。モメタゾンをめぐっては、ファイザーがAGに先駆けて6月に後発医薬品を発売。今月15日には12月の薬価収載に向けて6社が承認を取得している。
健保連 OTC類似の花粉症治療薬、保険適用除外を提言
健康保険組合連合会(健保連)は8月23日、2020年度の診療報酬改定に向け、OTC(一般用医薬品)に類似薬がある花粉症治療薬を保険適用から除外することなどを盛り込んだ政策提言を公表した。健保連の分析によると、花粉症治療薬の市販品類似薬の自己負担を引き上げたり、保険適用から除外したりすることで年間36~597億円の薬剤費削減が見込めるという。
このほか、後発医薬品の使用促進に向けたフォーミュラリーの導入(期待される薬剤費削減効果は3100億円)や、繰り返し利用可能な処方箋(リフィル処方箋、削減効果は362億円)の導入なども提言した。
中国Luye Pharma、日本でうつ病治療薬の治験開始へ
中国のLuye Pharma Groupは8月22日、開発中のうつ病治療薬ansofaxine徐放錠(開発コード・LY03005)について、近く日本で臨床試験を始めると発表した。医薬品医療機器総合機構(PMDA)に治験届を出した。同薬は中国で臨床第3相(P3)試験を実施中で、米国でも開発が行われている。
共和薬品、製造受託子会社をUAE企業に売却
共和薬品工業は8月22日、医薬品の製造販売子会社・共和クリティケアを、アラブ首長国連邦(UAE)の医薬品メーカー・ネオファーマ子会社のneo ALA(東京都千代田区)に売却すると発表した。発行済みの全株式を譲渡する。共和クリティケアは、輸液を中心に注射剤の受託製造や自社開発・販売を展開。今後は、剤型を注射剤以外にも広げ、海外への輸出を積極的に進める。