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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2019年7月9日)

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大日本住友 国際医療センターと共同サーベイランス、ベトナムで薬剤耐性対策

大日本住友製薬は7月9日、国立国際医療研究センターとベトナムで薬剤感受性サーベイランス研究を開始したと発表した。ベトナムでは緑膿菌などグラム陰性桿菌の薬剤耐性が問題となっており、研究ではグラム陰性細菌の抗菌薬に対する感受性を調査。結果の共有を通じて、抗菌薬の選択に薬剤感受性データを活用することの重要性を医療機関に認識してもらう。

 

武田、炎症性腸疾患の患者向けアプリ「IBDホーム」をリリース

武田薬品工業は7月9日、炎症性腸疾患(IBD)患者向けのスマートフォン用アプリ「IBDホーム」をリリースしたと発表した。アプリでは、患者が排便回数や血便といった日々の病態や症状などを記録。記録した情報は医療関係者も見ることができ、治療方針の決定などに役立ててもらう。アプリは、服薬をリマインドする機能や、最寄りのトイレを検索する機能も備えている。

 

ナノキャリア NC-6004とキイトルーダの併用療法、頭頸部がんP2試験で投与開始

ナノキャリアは7月9日、開発中の抗がん剤「NC-6004」について、頭頸部がんを対象に免疫チェックポイント阻害薬「キイトルーダ」との併用療法を評価する欧米臨床第2相(P2)試験で、1人目の患者に投与が行われたと発表した。NC-6004は、シスプラチンをミセル化ナノ粒子製剤にした抗がん剤。日本ではゲムシタビンとの併用で膵がんを対象にP3試験を行っている。

 

卵巣がん、BRCA遺伝子変異保有率は14.7%…アストラゼネカ調査

アストラゼネカは7月9日、日本人卵巣がん患者のBRCA遺伝子変異の保有率を調べた結果、14.7%で欧米とほぼ同程度だったことがわかったと発表した。調査対象は、上皮性卵巣がん、原発性腹膜がん、卵管がんの患者で、2016年12月~18年6月に全国63医療機関でBRCA遺伝子検査を受けた634症例。このうち、進行がん78例(ステージ3、4)では、変異の保有率は24.1%に上った。アストラゼネカはBRCA遺伝子変異陽性の卵巣がんと乳がんに対する治療薬「リムパーザ」(一般名・オラパリブ)を販売している。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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