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アステラスと塩野義、DTx普及へ協力…NTTデータと流通プラットフォーム検討 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2025年5月26日)

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AnswersNews編集部

 

アステラスと塩野義、DTx普及へ協力…NTTデータと流通プラットフォーム検討

アステラス製薬と塩野義製薬、NTTデータは5月26日、デジタルセラピューティクス(DTx)の流通プラットフォームの開発・運用に向けた検討を開始する基本合意書を結んだと発表した。処方コードの発行機能や医師向けのポータル機能などを備えた流通プラットフォームを開発し、業界標準として提供することを目指す。流通プロセスを標準化するとともに、医療機関の利用環境を一元化することで、医療機関や開発企業の負担を減らし、DTxの普及につなげる。3社は2026年3月を目標としてプラットフォームの具体的な構想をまとめる。取り組みを推進する活動として、ヘルスケア企業が参画するコンソーシアムの設立も検討する。

 

田辺三菱、コーポレートエグゼクティブバイスプレジデントに前モデルナ日本法人社長の長山氏

田辺三菱製薬は5月26日、コーポレートエグゼクティブバイスプレジデント兼事業開発本部長に6月1日付で長山和正氏が就任すると発表した。長山氏はエーザイでチーフストラテジーオフィサーなどを歴任し、2022年にモデルナ・ジャパンに入社。24年3月から代表取締役社長を務め、今月末に同社を退社する予定。

 

レナサイエンス、副社長に元厚労省局長の鎌田氏

レナサイエンスは5月26日、取締役副社長に元厚生労働省医薬・生活衛生局長で東北大特任教授の鎌田光明氏が就任すると発表した。6月26日の株主総会とその後の取締役会を経て正式決定する。鎌田氏は1986年に旧厚生省に入省。医政局経済課長、医薬食品局総務課長、東北厚生局長などを歴任し、2020年3月から22年6月まで医薬・生活衛生局長を務めた。古田圭佑社長は退任し、宮田敏男会長が社長を兼務する。

 

モデルナ「スパイクバックス」プレフィルドシリンジ製剤を発売

モデルナ・ジャパンは5月26日、新型コロナウイルス感染症ワクチン「スパイクバックス筋注」について、12歳以上用の1回接種量である0.5mLを充填したプレフィルドシリンジ製剤を発売したと発表した。2025年春夏の任意接種ではバイアル製剤も引き続き使用できる。

 

リリー、APOE遺伝子検査でNCNPと共同研究

日本イーライリリーは5月26日、国立精神・神経医療研究センター(NCNP)が代表研究機関として行う日本医療研究開発機構(AMED)の認知症研究開発事業「アルツハイマー病疾患修飾薬全国臨床レジストリの構築と解析」(AD DMTレジストリ)で、APOE遺伝子検査を実施するため、NCNPと共同研究契約を結んだと発表した。日本では、APOE遺伝子検査は承認されておらず、保険診療下ではAPOE遺伝子情報を収集できない。共同研究では、AD DMTレジストリで同社のアルツハイマー病治療薬「ケサンラ」(一般名・ドナネマブ)による治療を受ける患者の同意を得てAPOE遺伝子情報を収集。APOE遺伝子型とドナネマブの安全性・有効性の関係性に関する知見を蓄積する。共同研究契約に基づき、リリーはAD DMTレジストリで行われるAPOE遺伝子検査の費用を負担する。検査結果は全例調査のデータとともに解析、検討される予定。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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