
武田薬品、約680人が希望退職
武田薬品工業は3月3日、国内で行った希望退職に約680人が応募したと発表した。希望退職は、オンコロジーを除く主要な国内事業を所管するジャパンファーマビジネスユニット(JPBU)と国内の研究開発組織で人数を定めず実施。2月末時点で勤続年数3年以上の社員が対象だった。応募者の内訳は、JPBUが約570人、研究開発組織が約110人。応募者は2月28日付で退職した。希望退職者の募集は、全社的な効率化プログラムの一環として行われた。
シミックHD、ブラックストーンとCRO事業で資本提携
シミックホールディングス(HD)は3月3日、米投資ファンドのブラックストーンとCRO事業で資本提携すると発表した。シミックHDのCRO事業子会社シミックを5月1日付で、ブラックストーンが60%、シミックHDが40%を保有する持ち株会社の傘下に収める。ブラックストーンが持つ海外バイオベンチャーなどとのネットワークを活用し、将来的な株式上場を視野に事業成長を目指す。シミックHDは昨年3月、MBO(経営陣による買収)によって上場廃止となった。ブラックストーンは昨年5月、SMO大手アイロムグループの買収も発表しており、治験分野で動きを強めている。
杏林、MRGPRX2拮抗薬「KRP-M223」ノバルティスに導出
杏林製薬は3月3日、自社創製のMRGPRX2拮抗薬「KRP-M223」をスイス・ノバルティスに導出すると発表した。杏林はノバルティスに開発・製造・商業化に関する全世界での独占的な権利を供与。一時金5500万ドル(約83億円)を受け取るほか、最大7億7750万ドル(約1168億円)の開発・承認取得・販売マイルストンと、売上高に応じたロイヤリティを受け取る。KRP-M223は、慢性特発性蕁麻疹などのアレルギー性疾患や炎症性疾患などの治療薬として期待される化合物。杏林によって前臨床段階まで開発が進められており、今後、ノバルティスがグローバルで臨床開発を進める。
「レケンビ」豪州で承認されず
エーザイは3月3日、アルツハイマー病治療薬「レケンビ」(一般名・レカネマブ)について、オーストラリアで「承認しない」とする審査結果を確認したと発表した。オーストラリア当局は昨年10月に承認を見送るとした初期の審査結果を公表し、エーザイが再審議を申請していた。再審議でエーザイは、ApoE4非保有者とヘテロ接合体保有者を対象とした適応症を提案したが、オーストラリア当局はApoE4ヘテロ接合体保有者への安全性は十分確立されていることに同意できないとし、ApoE4非保有者のみに限定すべきと主張。エーザイは、専門知識を持つ医師の監督下で治療を行うことを条件にApoE4ヘテロ接合体保有者も適応症に含めるべきと提案したが、却下された。エーザイは「行政審査裁判所に審査を求めることも含め、あらゆる対応を検討する」としている。
日本化薬、ROS1阻害薬Taletrectinibを申請
日本化薬は3月3日、ROS1阻害薬Taletrectinibを申請したと発表した。適応は「ROS1融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん」。日本化薬は米ニューベーション・バイオから同薬を導入し、開発を進めてきた。
大塚、造血器腫瘍遺伝子パネル検査「ヘムサイト」発売
大塚製薬は3月3日、造血器腫瘍遺伝子パネル検査「ヘムサイト」を発売したと発表した。造血器腫瘍の遺伝子パネル検査は国内初。1日付で保険適用された。ヘムサイトは大塚と国立がん研究センターが共同設計し、同センターなど6つの研究機関で構成する共同研究コンソーシアムで有用性が検証された。
あすか、フィリピン製薬企業の株式取得
あすか製薬HDは3月3日、フィリピンの後発医薬品企業MedChoice Pharmaとの協業を目的に、同社の親会社であるFTS Ambrose Holdingsの株式の21%を取得すると発表した。MedChoiceはフィリピンの甲状腺製剤市場で高いシェアを持ち、あすかは強みとする甲状腺領域でのシナジー創出を目指すとともに、東南アジアでの事業展開を強化する。
セルリソーシズ、羽田にプロセス開発センター新設
アルフレッサHDは3月3日、再生医療事業子会社のセルリソーシズが東京都大田区の羽田イノベーションシティにプロセス開発センターを新設すると発表した。細胞・遺伝子治療CDMO サービスの提供拠点として、プロセス開発と治験薬製造を受託する。稼働開始は今年10月を予定している。