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「レケンビ」米国で月1回の維持投与を申請/チェプラファーム、クリニジェンから12品目承継 など|製薬業界きょうのニュースまとめ(2024年4月1日)

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AnswersNews編集部

(写真:ロイター)

 

エーザイ「レケンビ」米国で月1回の維持投与を申請

エーザイは4月1日、アルツハイマー病治療薬「レケンビ」(一般名・レカネマブ)について、米国で月1回の維持投与を申請したと発表した。現在、承認されているのは2週間に1回の投与で、投与頻度を減らすことで治療を続けやすくする。初期投与の期間はFDA(食品医薬品局)と協議中。エーザイは皮下注製剤の自己注射による週1回の維持投与についても3月中の申請を目指していたが、FDAから追加の免疫原性データの提出求められ、ファスト・トラック指定をあらためて受けることが必要になったため申請を延期。ファスト・トラック指定の申請は3月に済ませており、これが承認され次第、皮下注製剤の段階的申請を開始する。

 

チェプラファーム、クリニジェンから5製品12品目を承継

チェプラファームは4月1日、クリニジェンから5製品12品目の製造販売承認を7月1日付で承継すると発表した。同日以降、医療機関への情報提供・収集活動はチェプラファームが行う。流通の移管は今年9月を予定している。承継するのは▽β1遮断薬「ケルロング錠」(2品目)▽抗がん剤「タキソール注射液」(2品目)▽同「ベプシドカプセル/注」(3品目)▽抗真菌薬「ファンギゾンシロップ/注射用」(2品目)▽尿失禁・尿意切迫感・頻尿治療薬「ポラキス錠」(3品目)――。

 

武田薬品、日本製薬をアリナミン製薬に売却

武田薬品工業は4月1日、子会社・日本製薬の全株式をアリナミン製薬に売却すると発表した。売却は7月1日付。日本製薬はアリナミン製薬の傘下に入ったあとも独立して事業を続ける。売却は日本製薬従業員の雇用には影響しないという。武田薬品は2021年に日本製薬を完全子会社化し、22年には同社の血漿分画製剤事業を吸収。日本製薬は現在、医薬品や医薬部外品の受託製造を手掛けている。

 

アクセリードと帝人、創薬研究支援の合弁会社が事業開始

アクセリードと帝人は4月1日、創薬研究支援サービスを行う合弁会社「Axcelead Tokyo West Partners」(Axcelead TWP)を設立し、事業を開始したと発表した。合弁会社にはアクセリードが51%、帝人が49%を出資。帝人ファーマの創薬研究機能(技術、施設・設備、人員など)の一部を中核的な経営資源とし、アクセリードの知見や技術を組み合わせて創薬研究支援サービスを提供する。主な事業内容は、ターゲット選別から新薬候補化合物の取得と、それに関連した合成・薬理・動態・安全性などの創薬研究活動の支援。従業員数は120人で、アクセリードの子会社Axcelead Drug Discovery Partnersの岡田健吾社長COOが代表取締役を務める。

 

厚労省、XBB.1.5対応コロナワクチンの供用終了

厚生労働省は4月1日、オミクロン株XBB.1.5に対応した新型コロナウイルスワクチンについて、3月末の特例臨時接種終了にあわせて供用を終了したと発表した。XBB.1.5対応1価ワクチンは、ファイザーが約3900万回分、モデルナが約600万回分、第一三共が約140万回分を供給。供用を終了した政府在庫はそれぞれ約87万回分、約1万回分、約74万回分で、厚労省は廃棄などを適切に行っていくとしている。

 

アステラス「IZERVAY」2年間の投与データ、添付文書への追加を申請

アステラス製薬は4月1日、地図状萎縮を伴う加齢黄斑変性治療薬「IZERVAY」(avacincaptad pegol)について、米国で2年間の投与データの添付文書への追加を申請し、受理されたと発表した。追加を申請したのは、投与開始後2年までの有効性と安全性を評価した臨床第3相(P3)試験のデータ。同試験では、偽処置対照群と比較して地図状萎縮の進行速度を2年間にわたって抑制。治療効果は投与後6カ月から認められ、2年間、経時的に増加し続けた。

 

大塚、造血器腫瘍遺伝子パネル検査を申請

大塚製薬は3月29日、造血器腫瘍向けの遺伝子パネル検査を申請したと発表した。固形がんを対象とした遺伝子パネル検査は保険適用されているが、造血器腫瘍では承認されたものはない。申請したパネル検査は厚生労働省から先駆け審査指定制度の対象に指定されており、承認されれば国内初の造血器腫瘍遺伝子パネル検査となる見込み。大塚製薬と国立がん研究センターが共同設計し、同センター、九州大、京都大、国立病院機構名古屋医療センター、東京大医科学研究所付属先端医療研究センター、慶応大医学部との共同研究コンソーシアムで開発を進めてきた。

 

アクセリード、ウィズ・パートナーズの富所氏が社長CEO就任へ

アクセリードは4月1日、ウィズ・パートナーズでマネージング・ディレクターを務める富所伸広氏が代表取締役社長CEO(最高経営責任者)に就任すると発表した。現職の池浦義典氏は取締役Co-CEO兼執行役員CTO(最高技術責任者)に就く。6月の株主総会とその後の取締役会を経て正式決定する。子会社Axcelead Drug Discovery Partnersでは、4月1日付でCOO(最高執行責任者)の岡田健吾氏が代表取締役社長兼COOに就任。山田伸彦前社長は3月31日付で「一身上の理由」により辞任したため。

 

アキュリスファーマ、谷垣氏が社長CEOに就任

アキュリスファーマは4月1日、代表取締役社長CEOに谷垣任優氏が就任したと発表した。3月29日付。前社長の高橋健氏は引き続き取締役として経営に携わる。谷垣氏は1992年にMRとして武田薬品工業に入社。日本製薬の代表取締役や武田薬品の消化器疾患事業部長などを歴任した。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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