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エーザイ、レンビマの米国特許訴訟で和解/第一三共、MMRワクチンを申請 など|製薬業界きょうのニュースまとめ(2024年3月25日)

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AnswersNews編集部

 

エーザイ、レンビマの米国特許訴訟で和解…条件非開示も「重要な前進」

エーザイは3月25日、抗がん剤「レンビマ」(一般名・レンバチニブメシル酸塩)をめぐる米国での特許侵害訴訟で、インドのサン・ファーマシューティカル・インダストリーズと和解契約を結んだと発表した。和解条件は非開示だが、エーザイは「レンビマの知財戦略に基づく価値最大化に向けた重要な前進」としている。エーザイは、レンビマの後発医薬品を申請したサン・ファーマとシルパ・メディケア(インド)を2019年11月以降、相次いで提訴。シルパとの訴訟は続いている。

 

第一三共、MMRワクチンを申請

第一三共は3月25日、麻しん・おたふくかぜ・風しん3種混合乾燥弱毒生ワクチン(MMRワクチン)を申請したと発表した。すでに定期接種の対象となっている自社のMRワクチン(乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン)に、世界で汎用されているおたふくかぜワクチン株を混合した。MMRワクチンをめぐっては、2013年10月に厚生労働省の部会が「MRワクチンを含む混合ワクチン」を開発優先度の高いワクチンに選定。同年12月に厚労省から開発要請が出され、第一三共はこれを受けて開発を進めてきた。

 

日本新薬・リリー、BTK阻害薬ピルトブルチニブの販売で提携

日本新薬と日本イーライリリーは3月25日、リリーがマントル細胞リンパ腫と慢性リンパ性白血病を対象に開発しているBTK阻害薬ピルトブルチニブの販売で提携すると発表した。リリーが承認取得後、製品を供給し、日本新薬が流通・販売と情報提供活動を行う。リリーは血液がん領域で実績のある日本新薬と組むことで市場浸透を図る。日本新薬は同薬をラインアップに加えることで血液がん領域を強化する。

 

CureApp、減酒治療用アプリを申請

CureApp(東京都中央区)は3月25日、減酒治療用アプリを申請したと発表した。承認されれば初の減酒治療用アプリとなる。国内で行った臨床第3相(3P)試験では、登録後12週時点までの多量飲酒日数の変化量で対照群に比べて統計学的に有意な改善を示した。

 

参天、黒川会長が代表取締役退任

参天製薬は3月25日、黒川明会長が31日付で代表取締役を退任すると発表した。4月1日以降も取締役会長にはとどまる。「(代表取締役に復帰した)2022年6月以降取り組んできた執行強化にめどがついた」として本人から辞任の申し出があったという。黒川氏の退任により、4月以降、代表取締役は伊藤毅社長CEO(最高経営責任者)のみとなる。

 

日本BI 脱分化型脂肪肉腫治療薬ブリギマドリン、先駆的医薬品に指定

日本ベーリンガーインゲルハイムは3月25日、脱分化型脂肪肉腫を対象に開発中のMDM2-P53阻害剤ブリギマドリンについて、厚生労働省から先駆的医薬品の指定を受けたと発表した。同薬は現在、脱分化型脂肪肉腫の1次治療を対象としたP2/3試験を実施中。脱分化型脂肪肉腫は、骨や軟部組織から発生する高悪性度の希少がん。過去50年近くにわたって新たな1次治療が開発されていないという。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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