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小野薬品、15年半ぶり社長交代/カロナールOTC、24日発売 など|製薬業界きょうのニュースまとめ(2024年1月11日)

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小野薬品、社長COOに研究本部長の滝野氏…相良社長は会長CEOに

小野薬品工業は1月11日、4月1日付で社長COO(最高執行責任者)に滝野十一専務執行役員研究本部長(55)が昇格すると発表した。相良暁社長(65)は会長CEO(最高経営責任者)に就任。副社長に就く辻?中聡浩専務執行役員経営戦略本部長兼サステナビリティ推進部長(59)を含め、3人が代表取締役を務める体制となる。滝野氏は京都大大学院の博士課程を修了後、1995年に小野薬品に入社。米国法人副社長や事業戦略本部長などを歴任し、2019年から研究本部長を務めている。小野薬品の社長交代は15年半ぶり。同社は「グローバル企業への飛躍に向けた重要な局面を迎えるにあたり、経営体制の強化を図る」としている。

 

第一三共ヘルスケア、カロナールOTCを24日発売

第一三共ヘルスケアは1月11日、OTC医薬品の解熱鎮痛薬「カロナールA」を24日に発売すると発表した。医療用カロナールの製造販売元であるあゆみ製薬から商標の使用許可を得て販売する。当初はあゆみ製薬がOTCも製造する予定だったが、感染症の流行で医療用の需要が高まっており、あゆみ製薬は医療用の供給を優先。OTCは別の製造所で製造を行うため、医療用の流通に影響はない。

 

パレクセル、がん研と戦略的提携…治験アクセスを加速

がん研究会とパレクセル・インターナショナルは1月11日、がん領域の臨床試験へのアクセスを加速させるため、戦略的提携を結んだと発表した。がん研はパレクセルが優先的に治験を実施する施設となり、日本の患者が臨床試験に参加する機会を拡大。パレクセルはがん研の専門知識を活用し、スポンサーが日本の標準治療と承認プロセスに合ったプロトコルを開発できるよう支援することで、患者募集と治験開始を迅速化する。

 

久光、2月期業績予想を上方修正

久光製薬は1月11日、2024年2月期の業績予想を上方修正したと発表した。修正後の予想は▽売上高1410億円(従来予想比87億円増)▽営業利益144億円(26億円増)▽経常利益199億円(53億円増)▽純利益146億円(40億円増)。国内の経済活動やインバウンド需要が回復したことで、「サロンパス」をはじめとするOTCの販売が伸びており、従来予想を上回る見通しとなった。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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