1. Answers>
  2. AnswersNews>
  3. きょうのニュース>
  4. 平均乖離率6%、前回から1ポイント縮小―23年度薬価調査|製薬業界きょうのニュースまとめ(2023年12月1日)
きょうのニュース

平均乖離率6%、前回から1ポイント縮小―23年度薬価調査|製薬業界きょうのニュースまとめ(2023年12月1日)

更新日

 

平均乖離率6%、前回から1ポイント縮小―23年度薬価調査

厚生労働省は12月1日、今年9月取引分を対象に行った2023年度の薬価調査で、平均乖離率が約6.0%だったとの結果(速報値)を公表した。前回(22年度)の7.0%から1ポイント縮小し、前々回(21年度)の7.6%も下回った。投与形態別の乖離率は▽内用薬7.0%▽注射薬4.4%▽外用薬7.2%▽歯科用薬剤マイナス5.6%――。薬効群別では、いずれも内用薬の血圧降下剤(12.3%)、消化性潰瘍剤(10.6%)、精神神経用剤(9.3%)、糖尿病用剤(7.9%)などで乖離が大きかった。後発医薬品のシェアは約80.2%で、前回から1.2ポイント上昇した。結果は同日の中央社会保険医療協議会(中医協)総会に報告された。

 

沢井、スプリセル後発品「権利期間満了後速やかに製造販売再開」

沢井製薬は12月1日、東京地裁から製造販売を禁じる仮処分命令を受けた抗がん剤「ダサチニブ錠『サワイ』」について、「(先発医薬品の)権利期間満了後、速やかに製造販売を再開する」と発表した。仮処分命令は、先発品「スプリセル」(ブリストル・マイヤーズスクイブ)の慢性骨髄性白血病に関する特許が満了する来年1月27日まで、ダサチニブ「サワイ」の製造販売を禁止した。沢井は「仮処分命令は極めて不当な判断だと考えており、早急に裁判所に異議を申し立てるなど適切な対応を行っていく」としている。

 

アステラス「パドセブ」一部変更承認申請をFDAが受理

アステラス製薬は12月1日、抗ネクチン-4抗体薬物複合体「パドセブ」(一般名・エンホルツマブ ベドチン)について、一部変更承認申請を米FDA(食品医薬品局)が受理したと発表した。申請したのは、抗PD-1抗体「キイトルーダ」(ペムブロリズマブ)との併用による局所進行性または転移性尿路上皮がん1次治療。シスプラチン不適応患者に対する1次治療の適応では今年4月に迅速承認を取得しており、承認されればシスプラチン適応患者にも対象が広がる。申請は、米国での迅速承認の検証試験であり、グローバル申請の基礎となる臨床第3相(P3)試験の結果に基づく。FDAは今回の申請を優先審査に指定し、審査終了目標日は来年5月9日に設定した。

 

小野薬品、米CVCへの投資出資上限を2倍に

小野薬品工業は12月1日、2020年に米国に設立したコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「Ono Venture Investment Fund」への投資出資額の上限を1億ドルから2億ドル(約296億円)に引き上げたと発表した。同ファンドはこれまでにバイオベンチャー11社に投資。投資規模の拡大により、オープンイノベーションを加速させる。

 

アイパーク、横浜国立大と包括連携協定

湘南ヘルスイノベーションパーク(湘南アイパーク)を運営するアイパークインスティチュート(神奈川県藤沢市)は12月1日、横浜国立大と包括連携協定を締結したと発表した。▽ヘルステクノロジーの社会実装活動▽人材育成に向けた教育活動▽スタートアップ支援に向けた人材交流や情報交換――などで協力する。両者はこれまでもイベントの開催などで協力しており、協定を結ぶことで連携関係を強化する。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

あわせて読みたい

メールでニュースを受け取る

  • 新着記事が届く
  • 業界ニュースがコンパクトにわかる

オススメの記事

人気記事

メールでニュースを受け取る

メールでニュースを受け取る

  • 新着記事が届く
  • 業界ニュースがコンパクトにわかる