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アステラス、がん治療薬開発の米スタートアップを買収…265億円|製薬業界きょうのニュースまとめ(2023年11月16日)

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アステラス、がん治療薬開発の米スタートアップを買収…265億円

アステラス製薬は11月16日、がん治療薬の研究開発を手掛ける米国のスタートアップ、プロペラ・セラピューティクスを買収すると発表した。米国子会社を通じて約1億7500万ドル(約265億円)で発行済み全株式を取得する。買収は2024年3月期中に完了する予定。プロペラは20年に設立され、従業員数は5人。アステラスは買収によって、プロペラが開発中の次世代アンドロゲン合成阻害薬アビラテロンデカン酸エステル(開発コード・PRL-02)を取得する。同化合物は、アビラテロンの長時間作用型の新たなプロドラッグ。筋肉内投与後、標的組織内で高濃度となり、有効成分が持続的に放出されると期待される。CYP17リアーゼ阻害への選択性を高めることで、既存薬に比べて有効性と安全性が改善する可能性があるという。現在、臨床第1相(P1)試験が行われており、2024年中にP2a試験を始める予定。

 

東和、年間175億錠の生産体制構築…山形工場の増強工事完了

東和薬品は11月16日、山形工場(山形県上山市)の生産能力増強のための工事が完了したと発表した。同社の生産能力は3工場合わせて年間175億錠となる。同工場では2021年から、549億円を投じて固形製剤と無菌製剤の製造棟を建設。年間の生産能力はそれぞれ35億錠、バイアル550万本で、山形工場の生産能力は65億錠から100億錠に増える。完成した2つの製造棟は2024年4月に稼働を開始する予定。

 

楽天メディカル「アキャルックス」5回以上治療の安全性評価、製造販売後臨床試験を開始

楽天メディカルは11月16日、「アキャルックス点滴静注」(一般名・セツキシマブ サロタロカンナトリウム)を使った頭頸部がんに対するアルミノックス治療(光免疫療法)について、5回以上の治療を行った場合の安全性を確認する製造販売後臨床試験を開始したと発表した。アキャルックスを使った頭頸部がんに対する治療は現在、4回までしか行うことができない。同社は、5回以上の治療の安全性の評価を進め、回数制限のない治療提供を目指すとしている。

 

アステラス、筑波大と戦略的パートナーシップ

アステラス製薬は11月16日、筑波大と戦略的パートナーシップに関する確認書を締結したと発表した。筑波大は、代表機関として参加しているつくばデジタルバイオ国際拠点のオフィスをアステラスのオープンイノベーション拠点「SakuLab-Tsukuba」に設置。アカデミアと企業の研究者が集まることで、イノベーティブで活発な共創研究を行うモデルの構築を目指す。

 

塩野義、エムスリーとの合弁で在宅緩和ケア支援事業

塩野義製薬は11月16日、エムスリーとの合弁会社ストリーム・アイが、在宅緩和ケアに関わる医療従事者を支援するサービス「Home Care Base」を12月から全国で開始すると発表した。在宅緩和ケアに携わる医師、看護師、薬剤師らが直面する課題に対し、緩和ケアの専門家で構成するチームがアドバイスと解決策を提供する。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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