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肥満症治療薬「ウゴービ」など13新薬、22日薬価収載|製薬業界きょうのニュースまとめ(2023年11月15日)

更新日

(写真:ロイター)

 

肥満症治療薬「ウゴービ」など13新薬、22日薬価収載

中央社会保険医療協議会(中医協)総会は11月15日、ノボノルディスクファーマの肥満症治療薬「ウゴービ皮下注」(一般名・セマグルチド)やジェンマブの抗がん剤「エプキンリ皮下注」(エプコリタマブ)など新薬13成分35品目の薬価収載を了承した。収載は22日付。このほか収載が了承されたのは、▽高コレステロール血症治療薬「レクビオ皮下注」(インクリシランナトリウム、ノバルティスファーマ)▽抗がん剤「フェスゴ配合皮下注」(ペルツズマブ/トラスツズマブ/ボルヒアルロニダーゼ アルファ、中外製薬)▽高リン血症治療薬「フォゼベル錠」(テナパノル塩酸塩、協和キリン)▽血友病治療薬「アレモ皮下注」(コンシズマブ、ノボ)▽同「オルツビーオ静注用」(エフアネソクトコグ アルファ、サノフィ)――など。ウゴービはピーク時に328億円の販売を見込む。詳しくはトピックスで。

 

「イミフィンジ」に市場拡大再算定の特例、薬価25%引き下げへ

中医協総会は11月15日、アストラゼネカの抗PD-L1抗体「イミフィンジ点滴静注」(デュルバルマブ)について、市場拡大再算定の特例を適用して薬価を25%引き下げることを了承した。NDBデータに基づく検討の結果、「年間販売額1000億円超1500億円以下かつ基準年間販売額の1.5倍以上」の要件に該当すると判断した。中外製薬のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫治療薬「ポライビー点滴静注用」(ポラツズマブ ベドチン)についても、「年間販売額350億円超かつ基準年間販売額の2倍以上」の要件に該当するとして市場拡大再算定を適用。15%薬価を引き下げる。新薬価は来年2月1日から適用される。

 

「レットヴィモ」など3成分、費用対効果評価で薬価引き下げ

中医協総会は11月15日、日本イーライリリーの抗がん剤「レットヴィモカプセル」(セルペルカチニブ)など3成分の薬価を、費用対効果評価の結果に基づいて引き下げることを了承した。引き下げを受けるのは同薬のほか、アルジェニクスジャパンの全身型重症筋無力症治療薬「ウィフガート点滴静注」(エフガルチギモド アルファ)と田辺三菱製薬の遅発性ジスキネジア治療薬「ジスバルカプセル」(バルベナジントシル酸塩)。レットヴィモは0.2%、ウィフガートは7.8%、ジスバルは1.4%の引き下げとなる。新薬価の適用は来年2月1日。

 

アッヴィ「リンヴォック」アトピー性皮膚炎、小児への30mg投与を申請

アッヴィは11月15日、JAK阻害薬「リンヴォック」(ウパダシチニブ水和物)について、アトピー性皮膚炎の小児に対して30mgの投与を可能にする用法・用量の一部変更申請を行ったと発表した。アトピー性皮膚炎の適応では、成人は状態に応じて30mgへの増量が認められている一方、12歳以上の小児に対しては15mgの投与しか承認されていない。

 

栄研化学、GHIT Fundにスポンサーとして参画

栄研化学は11月15日、グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)にスポンサーとして参画すると発表した。同社はこれまで、GHIT Fundが投資する熱帯病の診断法開発に参加してきた。GHIT Fundは「栄研化学が有する専門性と経験をもとに製品開発をさらに推進してくれると期待している」としている。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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