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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2023年1月30日)

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ゾコーバ、200万人分政府購入で売り上げ1000億円

塩野義製薬は1月30日、新型コロナウイルス感染症治療薬「ゾコーバ」(一般名・エンシトレルビルフマル酸)について、昨年10~12月期の売上収益が1000億円になったと発表した。同薬は昨年11月に緊急承認を取得後、厚生労働省との契約に基づいて政府に100万人分を納入。その後、政府が100万人分を追加購入した。同日発表した2022年4~12月期決算は、売上収益3383億円(前年同期比54.1%増)、営業利益1465億円(142.4%)。23年3月期の通期予想は、ゾコーバの承認とHIVビジネスの堅調な推移を踏まえ、売上収益4210億円(従来予想比110億円増)、営業利益1470億円(270億円増)に上方修正した。

 

帝人ファーマ 骨粗鬆症治療薬「オスタバロ」発売

帝人ファーマは1月30日、骨粗鬆症治療薬「オスタバロ皮下注カートリッジ」(アバロパラチド酢酸塩)を発売したと発表した。骨代謝に関わる副甲状腺ホルモン1型受容体のうち「RG型」を選択的に刺激する特徴を持つ骨形成促進剤で、適応は骨折の危険性の高い骨粗鬆症。1日1回皮下注射する。PHCと共同開発した専用のオートインジェクターにはカラーディスプレイを備え、表示されるガイダンスを見ながら操作できる。薬価は1.5mg0.75mL1筒1万6128円で、ピーク時に207億円の販売を見込む。

 

大塚「レキサルティ」うつ病・うつ状態への適応拡大を申請

大塚製薬は1月30日、抗精神病薬「レキサルティ」(ブレクスピプラゾール)について、うつ病・うつ状態への適応拡大を申請したと発表した。既存の抗うつ薬治療に反応不十分な成人の大うつ病性障害を対象に行った国内臨床第3相(P3)試験では、抗うつ薬への上乗せで有効性を示した。

 

ユーシービー「ビンゼレックス」乾癬性関節炎などへの適応拡大申請

ユーシービージャパンは1月30日、抗IL-17A/17F抗体「ビンゼレックス」(ビメキズマブ)について、乾癬性関節炎、強直性脊椎炎、X線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎への適応拡大を申請したと発表した。申請はそれぞれの疾患で有効性を示した4本の国際共同P3試験の結果に基づく。同薬は昨年、尋常性乾癬、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症を対象に国内で発売された。

 

ブリストル、京都大と新薬の研究開発で提携

ブリストル・マイヤーズスクイブは1月30日、京都大と戦略的提携を結んだと発表した。両者の専門スタッフが参加する運営委員会を設置し、臨床試験、トランスレーショナル研究、前臨床研究など、具体的な協業の範囲について協議する。今回の提携は、米ブリストルが2015年に欧州で開始した産学連携プログラムの一環。現在、世界13カ国から25以上の医療研究機関が参画しており、日本からは名古屋大に続いて2カ所目。

 

スズケン、八神製作所と「ケアテック」流通で合弁会社

スズケンは1月27日、福祉用具のレンタルサービスなどを手掛ける八神製作所(名古屋市)と、ケアテック(先端技術を活用した介護向け製品・サービス)の流通事業を行う合弁会社「メディケアコラボ」を設立すると発表した。スズケンが51%、八神製作所が49%を出資し、今年4月1日の事業開始を予定。愛知県から事業を始め、順次エリアを拡大させていく。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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