エーザイ、レカネマブを日本でも申請
エーザイは1月16日、アルツハイマー病治療薬の抗アミロイドβプロトフィブリル抗体レカネマブを日本で申請したと発表した。適応は「脳内アミロイド病理が確認されたアルツハイマー病による軽度認知障害および軽度認知症」。申請は、早期アルツハイマー病の臨床症状の悪化抑制を検証した臨床第3相(P3)試験の結果などに基づく。申請にあたっては、審査期間を短縮するため、医薬品事前評価相談制度を活用した。同薬は今月6日に米国で迅速承認を取得し、同日、フル承認に向けた申請を実施。欧州でも9日に申請した。
田辺三菱・小野薬品・塩野義、医療用医薬品の共同輸送開始
田辺三菱製薬、小野薬品工業、塩野義製薬、スズケン子会社のエス・ディ・コラボは1月16日、国内で医療用医薬品の共同輸送を始めたと発表した。GDPガイドラインに準拠した共同輸送は業界初。4社で策定したGDP管理基準に基づき、各メーカーの物流センターから医薬品卸までの輸送を共同で行う。トラックの積載効率を上げて運行台数を削減し、ドライバー不足を軽減するとともに、CO2排出の削減を目指す。
メディパル、CVC通じウェブ問診のレイヤードに出資
メディパルホールディングスは1月16日、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)を通じ、ウェブ問診などを手掛けるレイヤード(福岡市)に出資したと発表した。同社の第三者割当増資を引き受けた。メディパルは今後、レイヤードの製品・サービスの普及を支援し、クリニックのDX(デジタルトランスフォーメーション)を後押しする。レイヤードは同時に、メディカル・データ・ビジョン(MDV)とも資本業務提携した。MDVの顧客であるDPC病院にレイヤードのウェブ問診を展開するとともに、MDVのノウハウを活用して保有する医療データのビジネス化を目指す。