製薬業界 きょうのニュースまとめ読み（2022年7月22日）

アステラス　サウスサンフランシスコに新拠点、点在する機能を集約

アステラス製薬は7月22日、米国サウスサンフランシスコに新たな拠点を開設すると発表した。サンフランシスコ地域に点在する研究、開発、メディカル、営業といった各機能を集約する。新拠点の敷地面積は約1万4300平方メートルで、約7000万ドル（約96億円）を投資して最先端の研究設備を導入する。来年夏の運用開始を予定している。

そーせいG、がん免疫療法薬の開発で英国の研究基金と提携

そーせいグループは7月22日、がん免疫療法薬としての開発を目指している選択的EP4拮抗薬「HTL0039732」の臨床試験開始に向け、世界最大の民間がん研究基金であるCancer Research UK（英国王立がん研究基金）と契約を結んだと発表した。同基金のCentre for Drug Development が臨床第1/2a（P1/2a）試験の資金を拠出し、デザインと実施まで行う。

ラクオリア創製のテゴプラザン、導出先が韓国で適応拡大の承認取得

ラクオリア創薬は7月22日、自社創製したカリウムイオン競合型アシッドブロッカーのテゴプラザンについて、導出先の韓国HKイノエンが同国で「びらん性胃食道逆流症治癒後の維持療法」への適応拡大の承認を取得したと発表した。韓国で承認を取得した適応はこれで5つ目。

大幸薬品、希望退職に24人応募

大幸薬品は7月22日、6月13～22日に行った希望退職者の募集に24人が応募したと発表した。募集は今月31日時点で40歳以上59歳未満の正社員と無期雇用社員を対象に実施。30人程度としていた募集人数は下回った。同社は割増退職金などの費用として2億2600万円を見込んでおり、2022年12月期第2四半期決算に特別損失を計上する予定。