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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2022年5月11日)

更新日

 

アンジェス、米アイガーの希少疾患治療薬を日本で販売

アンジェスは5月11日、米アイガー・バイオファーマシューティカルズと、ハッチンソン・ギルフォード・プロジェリア症候群/プロジェロイド・ラミノパチー治療薬ロナファルニブの日本での独占販売契約を結んだと発表した。アンジェスが承認取得後、アイガーから製品を購入して販売する。アンジェスは契約一時金と開発マイルストンとして最大150万ドル(約1億9500万円)を支払う。アイガーは米メルクから同薬の全世界での権利を取得しており、米国では「ゾキンヴィ」の製品名で2020年に承認。欧州でも申請を行っている。

 

キョーリンHD 事業持株会社制に移行…来年4月、杏林製薬を吸収合併

キョーリン製薬ホールディングス(HD)は5月11日、来年4月1日付で子会社の杏林製薬を吸収合併し、事業持株会社体制に移行すると発表した。社名も「杏林製薬」に変更する。研究開発投資の増大や毎年薬価改定の実施といった環境変化を踏まえ、事業推進機能と経営効率の向上を図る。

 

MeijiSeikaファルマ ウステキヌマブバイオシミラー、国内開発を開始

MeijiSeikaファルマは5月11日、韓国の東亜STと欧米で共同開発している抗IL-12/23p40抗体ウステキヌマブのバイオシミラー「DMB-3115」について、日本で臨床第1相(P1)試験を開始したと発表した。健康成人150人を対象に、薬物動態の生物学的同等性検証と安全性の確認を行う。欧米では現在、P3試験が進行中。海外試験の成績に加え、国内流通品との生物学的同等性を検証することで、日本での早期承認を目指す。

 

ラクオリアのtegoprazan、ドクターレディーズがインドなど7カ国の権利獲得

ラクオリア創薬は5月11日、自社創製の胃食道逆流症治療薬tegoprazanについて、導出先の韓国HKイノエンがインドなど7カ国での権利を同国のドクターレディーズ・ラボラトリーズにサブライセンスする契約を結んだと発表した。サブライセンスの対象は、インドを含むアジアと東欧、アフリカの7カ国。ラクオリアはHKイノエンから一時金を受け取る。

 

塩野義 感染症研究を支援、財団を設立

塩野義製薬は5月11日、感染症研究を支援する一般財団法人「シオノギ感染症研究振興財団」を設立すると発表した。新型コロナウイルス感染症の流行によって、平時からの感染症研究の重要性が見直される中、研究を広く支援するための枠組みとして財団を設立する。設立は今年6月下旬を予定しており、同社元会長の塩野元三氏が代表理事を務める。

 

決算

武田薬品工業(2022年3月期、5月11日発表)

売上収益3兆5690億600万円(前期比11.6%増)、営業利益4608億4400万円(9.5%減)。主力の潰瘍性大腸炎・クローン病治療薬「エンティビオ」が5218億円(21.5%増)を売り上げたほか、帝人ファーマへに糖尿病治療薬を売却して得た1330億円を売上収益に計上したことで大幅な増収となった。円安で販管費や研究開発費が膨らんだことなどが影響し、営業利益は減少した。23年3月期は売上収益3兆6900億円(3.4%増)、営業利益5200億円(12.8%増)を予想している。

 

小野薬品工業(2022年3月期、5月11日発表)

売上収益3613億6100万円(前期比16.8%増)、営業利益1031億9500万円(4.9%増)。主力の免疫チェックポイント阻害薬「オプジーボ点滴静注」が13.8%増の1124億円と伸びたほか、SGLT2阻害薬「フォシーガ錠」(367億円、64.0%増)などが好調だった。23年3月期は、売上収益4250億円(17.6%増)、営業利益1450億円(40.5%増)を見込む。

 

塩野義製薬(2022年3月期、5月11日発表)

売上収益3351億3800万円(前期比12.8%増)、営業利益1103億1200万円(6.1%減)。抗うつ薬「サインバルタ」に後発医薬品が参入した影響で国内医療用医薬品は減収となったものの、抗菌薬「セフィデロコル」の売り上げや抗HIV薬のロイヤリティ収入が伸びた。新型コロナウイルス感染症の治療薬・ワクチンで研究開発費が膨らみ、営業利益は減少。23年3月期は、新型コロナ関連製品の収益貢献を見込み、売上収益4000億円(19.4%増)、営業利益1200億円(8.8%増)を計画している。

 

サワイグループHD(2022年3月期、5月11日発表)

売上収益1938億1600万円(前期比3.5%増)、営業利益358億8800万円の赤字(前期は188億8800万円の黒字)。国内の2020年度収載品が好調だった一方、米国事業で減損損失を計上したことで利益は赤字となった。23年3月期は売上収益2070億円(6.8%増)、営業利益214億円を見込む。

 

日本新薬(2022年3月期、5月11日発表)

売上高1375億4700万円(前期比12.8%増)、営業利益282億9900万円(8.3%増)。主力の骨髄異形成症候群・急性骨髄性白血病治療薬「ビダーザ」や肺高血圧症治療薬「ウプトラビ」が好調だった。23年3月期から国際会計基準(IFRS)を適用し、売上収益1340億円、営業利益270億円を見込む。

 

キョーリン製薬HD(2022年3月期、5月11日発表)

売上高1055億3400万円、営業利益50億700万円。22年3月期から「収益認識に関する会計基準」を適用しており、前期比は開示していない。同基準適用前の前期の売上高は1029億400万円、営業利益は57億8600万円だった。新型コロナウイルスの流行で呼吸器領域の一部製品が影響を受けたものの、新製品が堅調に推移し、国内売上高はほぼ横ばい。23年3月期は売上高1120億円(6.1%増)、営業利益55億円(9.8%増)を予想している。

 

科研製薬(2022年3月期、5月11日発表)

売上高760億3400万円(前期比1.4%増)、営業利益170億6400万円(4.1%減)。主力の爪白癬治療薬「クレナフィン」は184億4900万円(3.9%減)と前年を下回ったが、後発医薬品や海外売上高の伸びで補った。販管費がかさみ営業利益は減少し、米社から導入したレナバサムに関する減損損失を計上したことで最終利益は28.8%の減益となった。23年3月期の業績予想は売上高764億円(0.5%増)、営業利益150億円(12.1%減)。

 

ゼリア新薬工業(2022年3月期、5月11日発表)

売上高595億3200万円(前期比12.8%増)、営業利益63億6600万円(83.2%増)。潰瘍性大腸炎治療薬「アサコール」の海外販売や、クロストリジウム・ディフィシル感染症治療薬「ディフィクリア」などが伸びた。23年3月期は売上高660億円(10.9%増)、営業利益70億円(10.0%増)を計画している。

 

扶桑薬品工業(2022年3月期、5月11日発表)

売上高496億3200万円(前期比0.8%増)、営業利益19億2400万円(18.2%減)。後発品の販売増などによって売り上げは伸びたが、薬価改定による原価率の上昇などが影響し、大幅な減益となった。23年3月期は、売上高500億円(0.7%増)、営業利益16億円(16.8%減)を見込む。

 

スズケン(2022年3月期、5月11日発表)

売上高2兆2327億7400万円(4.9%増)、営業利益137億7700万円(50.5%増)。抗がん剤の市場拡大やスペシャリティ領域を中心とする新薬の販売が寄与した。価格交渉は厳しさを増したが、販管費の抑制に取り組むなどして増益を確保した。23年3月期の業績予想は、売上高2兆2230億円、営業利益188億円。これまで営業外収益に計上していたメーカーへの販売情報提供に関する収入について、23年3月期から売上高に含めることとし、前期比は開示していない。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
塩野義製薬
小野薬品工業
武田薬品工業
キョーリン製薬ホールディングス(杏林製薬/キョーリンリメディオ)

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