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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2021年3月1日)

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新型コロナワクチン「コミナティ」保存温度の条件緩和

ファイザーは3月1日、新型コロナウイルスワクチン「コミナティ」の添付文書を改訂し、マイナス25度~マイナス15度で最長14日間の保存が可能であることを追記したと発表した。1回に限り、マイナス90度からマイナス60度の超低温に戻して保存することも可能となった。輸送や保管がしやすくなると期待される。

 

田辺三菱 うつ病治療用アプリをDTアクシスに導出

田辺三菱製薬は3月1日、開発の準備を進めているうつ病治療用アプリ「MTD-810」について、治療用アプリの開発・販売を手掛けるDTアクシス(東京都渋谷区)とライセンス契約を結んだと発表した。DTアクシスにMTD-810の開発・販売権を許諾するとともに、三菱UFJキャピタル、日本政策投資銀行、ひまわり製薬と共同でDTアクシスに出資した。DTアクシスは、2021年度からMTD-810の臨床試験を行う予定。

 

キッセイ 補体C5a受容体阻害薬アバコパンを申請

キッセイ薬品工業は3月1日、補体C5a受容体阻害薬アバコパン(開発コード・CCX168)を申請したと発表した。適応は、顕微鏡的多発血管炎および多発血管炎性肉芽腫症。同薬はスイスのビフォー・フレゼニウス・メディカル・ケア・リーナル・ファーマから導入したもので、補体C5a受容体を阻害することで抗炎症作用を発揮する。米国と欧州でも申請中。

 

小野薬品工業、ペプチドリームの創薬プラットフォームを導入

小野薬品工業は3月1日、ペプチドリームと創薬開発プラットフォームシステム(PDPS)に関する非独占的ライセンス契約を結んだと発表した。小野はPDPSで得られたペプチドを活用し、新たな医薬品の開発に取り組む。小野は、契約一時金をペプチドリームに支払うとともに、開発の進捗に応じたマイルストンや販売額に応じたロイヤリティを支払う予定。

 

ユーシービージャパン、抗IL-17A/17F抗体ビメキズマブを申請

ユーシービージャパンは2月26日、抗IL-17A/17F抗体ビメキズマブを国内で申請したと発表した。適応は、既存治療で効果不十分な尋常性乾癬、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症。乾癬を対象とした国際臨床第3相(P3)試験では、プラセボやアダリムマブ、ウステキヌマブより優れた湿疹消失効果を示したという。米国と欧州でも申請を済ませている。

 

「オプジーボ」「ヤーボイ」台湾で非小細胞肺がんに適応拡大

小野薬品工業は2月26日、免疫チェックポイント阻害薬の抗PD-1抗体「オプジーボ」(一般名・ニボルマブ)について、台湾で「EGFRまたはALK遺伝子変異陰性の進行・再発の非小細胞肺がんのファーストライン治療」への適応拡大が承認されたと発表した。承認されたのは、▽PD-L1発現率が1%以上の患者に対する抗CTLA-4抗体「ヤーボイ」(イピリムマブ)との併用療法▽2剤とプラチナ製剤を含む化学療法との併用療法――。日本でも昨年11月に承認されている。

 

小野薬品 ベンチャー育成の米民間機関と提携

小野薬品工業は2月26日、バイオベンチャーの育成支援を行う米LabCentral、米MBC BioLabsと、3年間のスポンサーシップ契約を結んだと発表した。両者は、研究・オフィススペースや会社運営・創薬技術のノウハウをスタートアップバイオベンチャーに提供する民間非営利機関。小野はスポンサーシップを通じて、両者の施設に入居する企業の情報に早期にアクセスし、オープンイノベーションにつなげるとしている。

 

【AnswersNews編集部が製薬企業をレポート】
小野薬品工業
田辺三菱製薬

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