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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2021年2月26日)

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武田 糖尿病薬を帝人ファーマに1330億円で譲渡

武田薬品工業は2月26日、糖尿病治療薬「ネシーナ」「リオベル」「イニシンク」「ザファテック」を帝人ファーマに譲渡すると発表した。譲渡額は1330億円。4製品の2020年3月期の国内売上高は308億円だった。対象製品は4月1日付で帝人ファーマに販売移管し、その後、必要な手続きを経て製造販売承認を承継する。武田は譲渡によって非中核事業を整理し、得られた資金を負債の減額に充当。代謝・循環器領域を注力領域の1つとする帝人ファーマは、4製品をラインアップに加えることで事業基盤を強化する。

 

第一三共 長期収載品11製品をアルフレッサファーマに譲渡

第一三共は2月26日、国内で製造販売している長期収載品11製品をアルフレッサファーマに譲渡すると発表した。譲渡額は47億円。11製品のうち6製品は今年12月1日付で会社分割により承継し、残る5製品は同月2日以降、順次承継する。対象となるのはACE阻害薬「エースコール」や抗がん剤「トポテシン」などで、11製品の2020年3月期の売上収益は46億円。第一三共は、注力するがん領域に経営資源を振り向ける。

 

ノボ「スマートインスリンペン」を申請

ノボノルディスクファーマは2月26日、インスリンの投与データをスマートフォンアプリに自動で記録できる「スマートインスリンペン」を日本で申請したと発表した。投与履歴を記録することで、よりよい効果につながる用量調整が可能になるほか、血糖値データを記録するアプリと組み合わせることで患者と医療従事者が糖尿病管理に必要な情報を管理しやすくなると期待される。「ノボラピッド」「トレシーバ」「レベミル」など3ミリリットルのペンフィルカートリッジで販売されている5種類のインスリン製剤で使用することができる。

 

協和キリン、ハーバード大と研究提携

協和キリンは2月26日、米ハーバード大と戦略的研究提携を結んだと発表した。提携では、両者で構成する共同運営委員会が、ハーバード大のライフサイエンス分野の研究者からの提案を検討し、個別の研究プロジェクトを決定する。提携は5年間で、協和キリンはハーバード大で創出されたイノベーションを新規治療薬の開発につなげる。

 

GHIT Fund、住吸血虫症小児用製剤の供給プログラムに投資

グローバルヘルス技術新興基金(GHIT Fund)は2月26日、住吸血虫症の小児用製剤の供給に向けた研究プログラムに対し、欧州・途上国臨床試験パートナーシップ(EDCTP)と共同で総額約9.8億円を投資すると発表した。住吸血虫症の小児用製剤は、アステラス製薬が参加するプラジカンテル小児コンソーシアムが開発中で、現在、ケニアとコートジボワールで薬事申請に向けた臨床試験が行われている。今回、GHIT Fundなどが投資する研究プログラムでは、製造技術の移転や物流、現地住民による薬剤の受け入れなどを検討する。

 

田辺三菱「カナグル」台湾で糖尿病性腎症に適応拡大

田辺三菱製薬は2月26日、SGLT2阻害薬カナグリフロジン(日本製品名・カナグル)が台湾で糖尿病性腎症への適応拡大の承認を取得したと発表した。台湾では2型糖尿病の適応で2018年3月に発売。同薬は糖尿病性腎症を対象に世界49カ国以上で承認されており、日本では臨床第3相(P3)試験を行っている。

 

Welbyとインテージヘルスケアが資本業務提携、PHRの活用推進

Welbyとインテージヘルスケアは2月26日、PHR(パーソナル・ヘルス・レコード)やePRO(電子的患者報告アウトカム)のデータ活用を推進する目的で資本業務提携したと発表した。両社は昨年5月、臨床研究や製薬企業向けのリサーチで業務提携。今回、インテージヘルスケアがWelbyの株式の一部を取得した。WelbyのPHRプラットフォームを活用したリアルワールドデータ事業などを展開する。

 

【AnswersNews編集部が製薬企業をレポート】
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