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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2021年1月27日)

更新日

 

「エディロール」特許訴訟、中外が訴え取り下げ

骨粗鬆症治療薬「エディロール」(一般名・エルデカルシトール)をめぐる特許侵害訴訟で、被告となっていた日医工と沢井製薬、日産化学は1月27日、原告の中外製薬から東京地裁を通じて「訴えの全部を取り下げる」との書面を受け取ったと発表した。中外は昨年5月、エディロールの後発医薬品の承認を取得した日医工と沢井を相手取り、製造販売の差し止めを求めて提訴。11月には、原薬を製造する日産化学を加えた3社に対し、損害賠償を求める訴訟を起こしていた。

 

アルフレッサ、再生医療等製品の超低温保管・輸送設備を主要拠点に設置

アルフレッサホールディングスは1月27日、再生医療等製品に対応した超低温保管・輸送設備を子会社アルフレッサの主要な物流センターに設置したと発表した。設置したのは、埼玉、愛知、大阪の3カ所。設備は、マイナス150度対応の液体窒素を使った貯蔵タンクや、マイナス80度まで対応できる超低温フリーザーなどを備える。アルフレッサ以外の卸事業会社も含め、21年度中にさらに6カ所の物流センターに同様の設備を設置する予定。

 

医薬品アクセス向上への取り組み、英GSKがトップ

国際非営利組織「医薬品アクセス財団(Access to Medicine Foundation)」は1月26日、大手製薬企業の低・中所得国での医薬品アクセス向上に向けた取り組みを評価した今年の「ATMインデックス」を発表した。トップは英グラクソ・スミスクライン、2位はスイス・ノバルティス、3位は米ジョンソン・エンド・ジョンソンだった。日本企業では、武田薬品工業が6位に入ったほか、エーザイが11位、アステラス製薬が14位、第一三共が16位にランクインした。

 

決算

スイス・ノバルティス(2020年12月期、1月26日発表)

売上高486億5900万ドル(約5兆605億円、前期比3%増)、営業利益101億5200万ドル(12%増)。乾癬治療薬「コセンティクス」(39億9500万ドル、13%増)や心不全治療薬「エンレスト」(24億9700万ドル、45%増)などが好調。脊髄性筋萎縮症向け遺伝子治療薬「ゾルゲンスマ」は9億2000万ドル(155%増)を売り上げた。21年12月期は、1桁台前半から半ばの売り上げ成長を見込む。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
武田薬品工業
エーザイ
第一三共
アステラス製薬
中外製薬

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