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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2021年1月18日)

更新日

 

田辺三菱と武田薬品、化合物の評価データを共有

田辺三菱製薬と武田薬品工業は1月18日、化合物に関する社内評価データを共有すると発表した。共有するのは、公知化合物に関する初期の薬効評価と初期の薬物動態・毒性評価データの一部。互いのデータを活用することで、創薬活動の生産性向上を目指す。

 

第一三共「エンハーツ」米国でHER2陽性胃がんに適応拡大

第一三共は1月18日、抗HER2抗体薬物複合体「ENHERTU」(一般名・トラスツズマブ デルクステカン、国内製品名・エンハーツ)について、米国でHER2陽性胃がんへの適応拡大が承認されたと発表した。適応は「トラスツズマブを含む前治療を受けたHER2陽性の局所進行または転移性の胃腺がんまたは胃食道接合部腺がん」。申請は日本と韓国で行った臨床第2相(P2)試験の結果に基づく。日本では昨年9月に承認されている。

 

バイエル「イグザレルト」OD錠を発売

バイエル薬品は1月18日、経口抗凝固薬「イグザレルト」(リバーロキサバン)のOD錠を発売したと発表した。適応は既存の錠剤と同じ。高齢者の服薬ニーズに応えるため、日本で独自に開発したもので、薬剤名をカラーで両面に印字し、視認性を高めた。

 

武州製薬、美里工場に高活性包装エリアを開設

武州製薬は1月18日、美里工場(埼玉県美里町)に、固形製剤の高活性包装エリアを開設し、今月から運用を開始すると発表した。エリア内にはPTP包装3系列、スティック包装1系列を配置するほか、アルミブリスター包装や瓶包装、小規模の治験薬包装にも対応することができる。

 

「ゾフルーザ」欧州で治療・予防薬として承認

塩野義製薬は1月15日、抗インフルエンザウイルス薬「XOFLUZA」(バロキサビル マルボキシル、国内製品名・ゾフルーザ)が欧州で承認されたと発表した。適応は「12歳以上の合併症を伴わないインフルエンザウイルス感染症治療」と「12歳以上のインフルエンザウイルス感染暴露後予防」。欧州での販売は提携先のスイス・ロシュが行う。今月4日に台湾で同薬の感染暴露後予防への適応拡大を取得したことも発表した。

 

あすか、ベトナムHataphar社が持分法適用関連会社に

あすか製薬は1月15日、提携先のベトナムのHa Tay ファーマシューティカル(Hataphar社)が持分法適用関連会社になったと発表した。同日、Hataphar株式の24.9%にあたる657万5421株を取得した。両社は昨年8月に協業を開始。Hataphar社はベトナム2位の製薬企業で、19年度の売上高は98億円、純利益は4億3000万円だった。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
田辺三菱製薬
武田薬品工業
塩野義製薬
第一三共

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