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「イベニティ」「エプクルーサ」など新薬13成分19品目の薬価収載了承―収載は2月26日|DailyTopics

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中央社会保険医療協議会(中医協)は2月20日、アステラス・アムジェン・バイオファーマの骨粗鬆症治療薬「イベニティ」やギリアド・サイエンシズのC型肝炎治療薬「エプクルーサ」など新薬13成分19品目の薬価収載を了承した。収載は2月26日の予定。

 

イベニティ ピーク時329億円の売り上げを予想

アステラス・アムジェン・バイオファーマの「イベニティ」(一般名・ロモソズマブ)は、骨吸収抑制と骨形成促進の作用を持つ抗スクレロスチン抗体。薬価はPTH製剤「フォルテオ」を再類似薬とする類似薬効比較方式Iで算定された。新規作用機序を持つことや、既存薬の半分程度の投与期間で骨折抑制効果が認められたことなどから、有用性加算II(5%)がつき、薬価は105mg1.17mL1筒2万4720円(1日薬価1625円)。ピーク時に329億円の売り上げを予測している。

 

ギリアド・サイエンシズの「エプクルーサ」(ソホスブビル/ベルパタスビル)は、前治療歴のあるC型慢性肝炎・C型代償性肝硬変とC型非代償性肝硬変の治療薬。薬価は同社の「ハーボニ―」を再類似薬とする類似薬効比較方式Iで算定。国内初のC型非代償性肝硬変治療薬であることなどから、有用性加算II(10%)がつき、1錠6万154.50円となった。ピーク時の売上高予想は84億円。

 

ビジンプロは122億円 タリージェ、ミネブロも100億円超を予想

ファイザーの肺がん治療薬「ビジンプロ」(ダコミチニブ)は、同「ジオトリフ」を再類似薬とする類似薬効比較方式IIで算定され、15mg1錠3850.60円、45mg1錠1万748円。ピーク時に122億円の売り上げを見込む。小野薬品工業の「デムーサ」は褐色細胞腫のカテコールアミン分泌過剰状態を改善する薬剤。有用性加算II(5%)と市場性加算(10%)がついた。

 

このほか薬価収載が了承されたのは、
▽アルコール依存症治療薬「セリンクロ」(ナルメフェン、大塚製薬)
▽末梢性神経障害性疼痛治療薬「タリージェ」(ミロガバリン、第一三共)
▽高血圧症治療薬「ミネブロ」(エサキセレノン、第一三共)
▽子宮筋腫治療薬「レルミナ」(レルゴリクス、武田薬品工業)
▽抗がん剤「ビラフトビ」「メクトビ」(エンコラフェニブ・ビニメチニブ、小野薬品工業)
など。ピーク時の売上高予測が100億円を超えたのは、イベニティとビジンプロ、タリージェ、ミネブロの4製品だった。

 

再生医療等製品「ステミラック」は1回1500万円

この日の中医協では、ニプロの再生医療等製品「ステミラック」の保険償還価格も了承した。薬価算定のルールに従って算定された同製品の保険償還価格は、原価計算方式による算定額に先駆け審査指定制度加算(10%)が上乗せされ、1回分で1495万7755円となった。ピーク時の売上高予測は37億円。2月26日に収載される予定。

 

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AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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