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小野薬品と生化学工業、変形性関節症薬の共同開発・販売提携で基本合意 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2025年4月25日)

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AnswersNews編集部

 

小野薬品と生化学工業、変形性関節症薬の共同開発・販売提携で基本合意

小野薬品工業は4月25日、生化学工業が開発中の変形性関節症治療薬「Gel-One」について、同社と日本での共同開発・販売提携に関する基本合意書を締結したと発表した。今後、正式契約に向けて詳細を詰める。Gel-Oneは現在、国内で膝関節と股関節の変形性関節症を対象とした2本の臨床第3相(P3)試験と、安全性を評価する長期投与試験を行っている。

 

塩野義、米アプニメドから睡眠時無呼吸症候群薬導入

塩野義製薬は4月25日、米アプニメドと、同社が閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)治療薬として開発しているスルチアムと新たな創薬プログラムの導入に関する契約を結んだと発表した。両社は2023年に睡眠障害治療薬を開発する折半出資の合弁会社シオノギ・アプニメド・スリープサイエンスを設立。両社は契約対象となったアセットの持分を合弁会社に出資し、研究開発を進める。スルチアムは抗てんかん薬として国内外で承認されている炭酸脱水酵素阻害薬。欧州でOSAを対象に行った臨床試験で良好な結果が示されている。

 

サノフィ「デュピクセント」水疱性類天疱瘡への適応拡大申請

サノフィは4月25日、抗IL-4/23抗体「デュピクセント」(一般名・デュピルマブ)について、水疱性類天疱瘡への適応拡大を申請したと発表した。承認されれば同疾患に対する初の生物学的製剤となる。水疱性類天疱瘡は、自己免疫性の表皮下水疱を生じる疾患。全身に強い痒みや水疱、紅斑、びらん、痛みが起こり、再発を繰り返す。

 

長生堂、日本ジェネリックの井上氏が社長兼務

長生堂製薬は4月25日、親会社・日本ジェネリック社長の井上祐弘氏が5月1日付で社長に就任すると発表した。小城和紀社長は経営補佐の取締役となる。同社は川内工場(徳島市)で発覚した製造不正で業務停止命令を受けており、日本ジェネリックの社長が長生堂の社長を兼務することで、両社が一体となった改善に向けた取り組みを進める。

 

決算

アステラス製薬(2025年3月期、4月25日発表)

▽売上収益1兆9123億2300万円(前期比19.2%増)▽営業利益410億3900万円(60.8%増)▽税引前利益312億3700万円(25.1%増)▽当期利益507億4700万円(197.7%増)――。前立腺がん治療薬「イクスタンジ」が9123億円(21.6%増)、抗がん剤「パドセブ」が1641億円(92.2%増)を売り上げるなど、主力品が好調で2桁増収。地図状萎縮を伴う加齢黄斑変性治療薬「IZERVAY」などで1876億円の減損損失を計上したが、大幅減益となった前期の反動で利益は大きく増加した。コア営業利益は3924億円(41.7%増)となり、売上収益とともに過去最高を更新した。26年3月期は、売上収益1兆9300億円(0.9%増)、営業利益1600億円(289.9%増)を予想している。

 

第一三共(2025年3月期、4月25日発表)

▽売上収益1兆8862億5600万円(前期比17.8%増)▽営業利益3319億2500万円(56.9%増)▽税引前利益3556億3100万円(49.9%増)▽当期利益2957億5600万円(47.3%増)――。主力の抗がん剤「エンハーツ」の売上収益は、提携する英アストラゼネカからのマイルストン収入などを含めて6514億円(45.0%増)。抗凝固薬エドキサバン(日本製品名・リクシアナ)も3440億円(19.5%増)と好調だった。国内の医療用医薬品は、後発医薬品事業の売却などにより8.1%の減収。26年3月期は売上収益2兆円(6.0%増)、営業利益3500億円(5.4%)を見込む。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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