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科研、三洋化成から新規創傷治療材料の販売権/日本新薬、経営学知識の社内認定資格創設|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2024年10月7日)

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AnswersNews編集部

 

科研、三洋化成から新規創傷治療材料の販売権取得

科研製薬は10月7日、三洋化成工業と、同社が開発した創傷治療材料「シルクエラスチン創傷用シート」の日本国内での独占的販売権に関するライセンス契約を結んだと発表した。三洋化成は今年4月にシルクエラスチンを医療機器として申請している。科研は三洋化成に一時金と売り上げに応じたロイヤリティを支払う。シルクエラスチンは、シルクフィブロインの部分配列と天然由来のタンパク質であるエラスチンを組み合わせ、遺伝子組み換えによって作製した人工タンパク質。水分を含んだ状態でゲル化する特徴があり、複雑な創傷面に密着して細胞増殖を促し、治癒を促進する。科研は褥瘡・皮膚潰瘍治療剤「フィブラスト」や壊死組織除去剤「ネキソブリッド」を扱っており、シルクエラスチンを加えることで製品ポートフォリオを拡充する。

 

日本新薬、経営学知識の社内認定資格を創設

日本新薬は10月7日、経営学の基礎知識を網羅的に習得したことを証明する社内認定資格を創設したと発表した。所定のプログラムを受講し、試験で基準をクリアした上で役員やMBA有資格者との面談を受けた社員に資格を与える。同社は現在進行中の中期経営計画で、グローバル人材やDX人材の確保・育成を経営基盤強化策の1つに掲げており、いずれの人材についても「実務につなげるためには社会人としての基礎能力や経営学の知識が求められる」としている。認定資格の制定は、経営学の基礎知識を持つ社員を増やし、会社全体を底上げするのが目的で、社員の学習意欲と自主性を引き出すとともに、自律的な学習機会創出の習慣化も目指す。

 

J-TEC、白斑治療の再生医療等製品「ジャスミン」11日発売

ジャパン・ティッシュエンジニアリングは10月7日、白斑治療に使う再生医療等製品「ジャスミン」を11日に発売すると発表した。患者の正常な皮膚から少量の皮膚組織を採取し、細胞を分離したあと、メラノサイトを維持するよう表皮細胞とともに培養してシート状にしたもの。患部に移植すると、表皮細胞とともにメラノサイトが供給され、色素を再生する。適応は、軟膏や光線療法などの非外科的治療が無効または適応とならない白斑。保険償還価格は組織運搬セット446万円、培養表皮パッケージ1枚15万4000円。

 

久光、TDDS技術開発などで協業パートナー募集

久光製薬は10月7日、経皮薬物送達システム(TDDS)関連技術などの研究開発で協業するパートナーを募集すると発表した。▽経皮吸収性を向上させる技術・デバイス▽皮膚刺激を低減する技術▽皮膚生理学に関する研究▽経皮製剤化が望ましい医薬品――のテーマで、共同研究の提案を受け付ける。同社では今年2月、佐賀県鳥栖市と茨城県つくば市にあった研究所を統合した新研究所「SAGAグローバルリサーチセンター」が完成。新研究所は共同実験スペースやコラボレーションオフィスを備えている。

 

オンコセラピー・サイエンス、NIBIOHNとAI創薬の共同研究

オンコセラピー・サイエンスは10月7日、医薬基盤・健康・栄養研究所(NIBIOHN)と、AI創薬の共同研究を行うと発表した。NIBIOHNのAIを活用した創薬基盤技術でオンコセラピーが持つ独自の化合物情報を解析し、創薬につながる化合物を探索。化合物構造に基づいて活性や物性を高速に評価する方法を開発し、大規模なライブラリから有用な化合物を検出することを目指す。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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