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旭化成ファーマ、診断薬事業を長瀬産業に売却/ノベルジン特許訴訟、ノーベルファーマ控訴へ など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2024年9月26日)

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AnswersNews編集部

 

旭化成ファーマ、診断薬事業を売却へ…長瀬産業に来年7月

旭化成ファーマは9月26日、診断薬事業などを長瀬産業に売却すると発表した。売却するのは、診断薬と診断薬用酵素の製造・開発・販売に関する全事業と、大仁医薬工場(静岡県伊豆の国市)、大仁統括センター(同)。大仁工場では診断薬用酵素原料や免疫抑制剤「ブレディニン」などの医薬品の原薬を製造しており、大仁統括センターでは主に診断薬事業と同工場を含む大仁地区のインフラ管理を担っている。旭化成ファーマが新設する子会社に対象事業を承継し、来年7月に新会社の全株式を長瀬産業に譲渡する。買収額は非開示。旭化成グループは今回の事業譲渡により、クリティカルケア、医薬、バイオプロセスの各事業に投資を集中させる。

 

ノーベルファーマ ノベルジン特許訴訟で1審敗訴、知財高裁に控訴へ

ウィルソン病・低亜鉛血症治療薬「ノベルジン」(一般名・酢酸亜鉛水和物)の特許を侵害されたとして沢井製薬に特許侵害行為の差し止めを求めた訴訟で、東京地裁は9月26日、ノーベルファーマの請求を棄却する判決を言い渡した。ノーベルファーマは判決を不服とし、知財高裁に控訴する方針。ノーベルファーマは昨年4月、ノベルジンの後発医薬品の承認を取得した沢井を提訴。沢井は同年8月に後発品を発売した。

 

参天、新規作用機序の緑内障・高眼圧症治療薬を申請

参天製薬は9月26日、緑内障・高眼圧症治療薬「STN1012600」(セペタプロスト)を申請したと発表した。小野薬品工業が創製したFP受容体とEP3受容体に対するデュアル作動薬で、眼圧降下剤としては初の作用機序となる。国内臨床第3相試験では、緑内障治療の第1選択薬であるラタノプロストに対する非劣性が示された。

 

東邦HD、ブルーイノベーションと業務提携…医薬品物流にドローン・ロボット活用

東邦ホールディングスは9月26日、ドローンシステム開発のブルーイノベーションと戦略的業務提携を結んだと発表した。同社が開発するドローン・ロボットを活用することで、災害時を含む医薬品供給に関する課題に対応し、持続的で安定した供給体制の実現を目指す。ブルーイノベーションはドローン・ロボットを使ったDXソリューションを開発・提供しており、災害時の支援でも豊富な実績がある。

 

MeijiSeikaファルマ「レミッチ」インドネシアで承認

Meiji Seikaファルマは9月26日、インドネシアで経口そう痒症改善薬「レミッチOD錠」(ナルフラフィン塩酸塩)の承認を取得したと発表した。適応は「透析患者、慢性肝疾患患者におけるそう痒症の改善」。同社は2019年に創製元の東レとタイ、インドネシアでの開発・販売に関する契約を締結し、両国で開発を進めてきた。タイでは2023年に承認を取得している。

 

ラオクオリア、テゴプラザンがマレーシアで承認

ラクオリア創薬は9月26日、自社創製の胃酸分泌抑制薬テゴプラザンがマレーシアで承認されたと発表した。導出先のHKイノエン(韓国)が提携する現地のPharmaniaga Logisticsが承認を取得した。同社は2025年上半期の発売を予定している。同薬はこれまでに、アジアと南米の計9カ国で販売されている。

 

独メルク日本法人、カイオム・バイオサイエンスと業務提携

独メルクの日本法人は9月26日、カイオム・バイオサイエンスと業務提携したと発表した。メルクは、カイオムの抗体作製受託サービスなどを自社の販路を使って国内で拡販。バイオ医薬品や診断薬の研究開発向けに提供する抗体のポートフォリオを拡充する。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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