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ゼリア新薬「アコファイド」欧米の開発・販売でベルギー企業と契約/ヘリオス、アステラスに細胞製造法をライセンス など|製薬業界きょうのニュースまとめ(2024年6月19日)

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AnswersNews編集部

 

ゼリア新薬「アコファイド」欧米の開発・販売でベルギー企業と契約

ゼリア新薬工業は6月19日、自社創製の機能性ディスペプシア治療薬(FD)アコチアミド塩酸塩水和物(日本製品名・アコファイド)について、ベルギーのAgastra-Labと欧州・米国・カナダでの開発・販売に関する契約を結んだと発表した。同薬は2013年にゼリアが世界初のFD治療薬として日本で承認を取得。Agastraは、機能性消化管障害治療の世界的権威として知られるルーヴェン大(ベルギー)のジャン・タック教授ら、FDの治療や治療薬開発に関する専門性を持つメンバーが取締役を務める企業。

 

ヘリオス、アステラス子会社に細胞製造法をライセンス

ヘリオスは6月19日、アステラス製薬の子会社で再生医療の研究開発を行う米アステラス・インスティチュート・フォー・リジェネレイティブ・メディシン(AIRM)と、網膜色素上皮(RPE)細胞の製造法・純化法に関するライセンス契約を結んだと発表した。ヘリオスは製造法・純化法に関する特許について、日本を除く全世界の出願国で非独占的に使用する権利をAIRMに許諾。AIRMは同特許を使って多能性幹細胞由来RPE細胞による治療法の開発・製造・販売を行う。ヘリオスは一時金として300万ドル(約4億7000万円)を受領。同特許を使って開発・製造したAIRMの製品が米国で承認された時点で、最大800万ドルのマイルストンを受け取る可能性がある。

 

大塚、HAE薬ドニダロルセンのライセンス地域拡大…日本など対象に

大塚製薬は6月18日、米アイオニス・ファーマシューティカルズが遺伝性血管性浮腫(HAE)治療薬として開発中のドニダロルセンについて、ライセンス対象地域に日本を含むアジア地域を追加する契約を結んだと発表した。両社は昨年12月、欧州を対象としたライセンス契約を締結。今回の契約により、大塚は日本とアジア地域でも同薬を開発・販売する。大塚は一時金として2000万ドル(約32億5000万円)を支払うほか、薬事目標と売上高目標の達成に応じたマイルストンを支払う。同薬はHAE発作に関与するカリクレイン経路を標的とする核酸医薬。米国ではアイオニスが申請中で、欧州では大塚が申請の準備を進めている。

 

KMバイオ「献血アルブミン25%」100mL規格が承認

KMバイオロジクスは6月19日、「献血アルブミン静注25% 静注25%/100mL『KMB』」の承認を取得したと発表した。高張アルブミン製剤では国内初の100mL規格で、医療関係者と患者の負担軽減を期待する。販売と情報提供・収集活動はMeijiSeikファルマが行う。

 

アストラゼネカ「がん登録情報」活用し肺がんの純生存率調査

アストラゼネカは6月19日、全国がん登録情報のデータを利用し、肺がんの発見経緯ごとの純生存率を調べる「J-Pathway研究」を始めると発表した。2016~20年に肺がんと診断された患者を対象に、純粋に肺がんのみが死因となる場合を推定した生存率(純生存率)を発見経緯ごとに調査。結果の公表は来年ごろを予定しており、同社は早期発見の重要性の啓発につながることを期待している。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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