大塚、米国でうつ病とメンタルヘルスのレジストリ研究…べリリーと協力
大塚製薬は4月5日、米国でうつ病とメンタルヘルスのレジストリ研究を始めると発表した。参加者の募集と研究の運営は米アルファベット傘下のべリリー・ライフサイエンシズが担う。研究は18歳以上の成人が対象で、参加者自身による定期的な自己評価情報や、デジタルデバイスを使ったバイタルデータなどを収集。参加者は疾患や関連する臨床試験の情報を受け取ることができる。大塚は、研究で得た知見を臨床試験デザインの設計、治験施設の選定、症状評価尺度の研究などに活用する。両社は今後、研究を拡大するとともに、得られたデータを蓄積して新たなデジタルバイオマーカーを開発することを計画している。
沢井の片頭痛向け医療機器、CureAppのプラットフォームで流通
CureApp(東京都中央区)は4月5日、治療アプリ処方プラットフォーム「App Prescription Service」(APS)が、沢井製薬の片頭痛向け医療機器「レリビオン」の流通プラットフォームに採用されたと発表した。レリビオンは電気神経刺激を与えることで片頭痛急性期の疼痛を緩和する機器で、沢井が昨年12月に承認を取得。APSはアプリ向けのプラットフォームだが、患者が自身でデバイスを使用するという点で親和性があることから導入に至った。現在、CureAppのニコチン依存症治療用アプリと高血圧症治療用アプリがAPSを通じて処方されており、他社製品の流通はレリビオンが初となる。