あすか製薬、米レッドアローと妊娠高血圧症候群治療薬の共同研究
あすか製薬は3月18日、米レッドアローセラピューティクスと妊娠高血圧症候群の治療薬開発に向けた共同研究契約を結んだと発表した。あすかの産婦人科領域での知見と、体内のpHに反応して薬剤をピンポイントで送達するレッドアローの技術を組み合わせ、安全性の高い治療薬の開発を目指す。レッドアローは2021年に設立された東京大発のベンチャー。がんなど複数の疾患領域で、独自のドラッグデリバリー技術を使った治療薬の開発を行っている。
メディセオ、初任給2万円引き上げ…若年層の賃上げも
メディパルホールディングス(HD)は3月18日、子会社メディセオが今年4月入社の新入社員(大学卒)の初任給を2万円引き上げると発表した。若年層の賃上げも行う。給与を引き上げることで、優秀な人材の採用と定着を促す。
大正製薬HD、臨時株主総会で株式併合など承認…4月9日上場廃止
大正製薬HDは3月18日、同日の臨時株主総会で非公開化に向けた株式併合などの議案が承認されたと発表した。東証スタンダード市場に上場する同社株式は同日から整理銘柄に指定され、4月9日に上場廃止となる。同社は昨年11月にMBO(経営陣による買収)を行うと発表し、今年1月にはオーナー家の上原茂副社長が代表を務める企業が実施したTOB(株式公開買い付け)が成立していた。
田辺三菱「カナグルOD錠」が承認
田辺三菱製薬は3月18日、SGLT2阻害薬「カナグル錠」(一般名・カナグリフロジン水和物)の口腔内崩壊錠(OD錠)の承認を取得したと発表した。SGLT2阻害薬のOD錠は国内初。同社は、DPP-4阻害剤「テネリア錠」とカナグル錠の配合剤「カナリア配合錠」についても、今年2月にOD錠の剤形追加を申請している。