CSLベーリング「ハイゼントラ」プレフィルドシリンジが承認
CSLベーリングは1月22日、人免疫グロブリン製剤「ハイゼントラ20%皮下注」のプレフィルドシリンジ製剤の承認を取得したと発表した。ハイゼントラは「無または低ガンマグロブリン血症」と「慢性炎症性脱髄性多発根神経炎の運動機能低下の進行抑制」を適応とする薬剤。プレフィルドシリンジの追加で、患者や医療従事者の利便性向上と負担軽減につながると期待される。
大鵬薬品「治療と仕事の両立」で企業向け教育サービス
大鵬薬品工業は1月22日、がんを中心とした疾患の治療と仕事の両立に関する企業向け教育サービス「アリルジュ」の販売を開始したと発表した。サービスは大鵬薬品が開発したもので、仕事を続けるためのポイントをまとめた患者本人向けの動画や、支援のポイントをまとめた上司向けの動画、職場全体の理解を促進するための社員向けの動画などを用意。NTTデータが展開するクラウド型健康管理システム「ヘルスデータバンク」を導入している企業に販売する。
杏林、機能性DRP取得へスタートアップと共同研究
杏林製薬は1月22日、ディープテックスタートアップのVeneno Technologies(茨城県つくば市)と、機能性ジスルフィドリッチペプチド(DRP)取得に向けた共同研究を行うと発表した。Venenoの次世代ペプチド探索技術を使い、両社が選択した標的膜タンパク質に対して作用するDRPを取得するプログラムを行う。DRPは、分子内に複数のジスルフィド結合を持つペプチド。分解酵素に対する耐性と高い熱安定性を持ち、免疫原性が低いことが特徴で、ペプチド創薬の有用なリード分子として期待されている。
メディパル 希少疾患患者向け情報サイト開設
メディパルホールディングス(HD)は1月22日、希少疾病患者・家族向けの情報提供サイトを開設したと発表した。ライソゾーム病領域を中心に、疾患に関する情報や臨床試験について学ぶコンテンツなどを提供する。メディパルHDは2022年、JCRファーマが開発する4つのライソゾーム病治療薬候補について、日本を除く全世界での事業化に関する独占的交渉権を獲得する覚書を同社と締結している。