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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2023年3月22日)

更新日

 

NVIDIA、創薬支援スパコンを今年後半に日本で稼働

米半導体大手NVIDIAは3月22日、三井物産と協業し、創薬を支援するスーパーコンピューターを今年後半に日本で稼働させると発表した。「Tokyo-1」と称するプロジェクトは、三井物産子会社で計算創薬を手掛けるゼウレカが運用。創薬AIなどに関するワークショップや技術トレーニングも提供する。アステラス製薬、第一三共、小野薬品工業が利用を予定しており、NVIDIAと三井物産は製薬業界だけでなく国内の医療機器メーカーやスタートアップにもTokyo-1を開放する。

 

「パキロビッド」一般流通開始

ファイザーは3月22日、新型コロナウイルス感染症治療薬「パキロビッドパック」(一般名・ニルマトレルビル/リトナビル)の一般流通を開始したと発表した。一般流通の開始にあわせて日本語のパッケージを導入し、腎機能障害を持つ患者向けにニルマトレルビル錠を少なくしたパッケージの提供も始めた。

 

「オブジーボ」台湾で肝細胞がんへの適応拡大が承認

小野薬品工業は3月22日、抗PD-1抗体「オプジーボ」(ニボルマブ)について、台湾で「ソラフェニブによる治療歴を有する肝細胞がん」に対する抗CTLA4抗体「ヤーボイ」(イピリムマブ)との併用療法が承認されたと発表した。承認は、ソラフェニブによる治療歴のある進行肝細胞がん患者を対象に行った臨床第1/2相(P1/2)試験の併用療法のコホートから得られた結果に基づく。

 

大塚製薬工場、医療ITのフロンティア・フィールドに資本参加

大塚製薬工場は3月22日、医療ITのフロンティア・フィールド(東京都港区)に資本参加したと発表した。フロンティア・フィールドが行った第三者割当増資を引き受けた。同社は医療機関向けのスマートフォンサービスを提供しており、大塚製薬工場はフロンティア・フィールドのICTプラットフォームを活用した自社サービスの提供なども視野に入れている。

 

ノイルイミューン、グロース上場を延期

ノイルイミューン・バイオテック(東京都港区)は3月20日、今月29日に予定していた東証グロース市場への上場を延期すると発表した。「グローバルで金融機関の破綻など混乱が続く中、株式市場の動向など諸般の事情を総合的に勘案した」としている。上場の時期についても、株式市場の動向などを見極めた上で総合的に判断するとしている。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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