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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2023年1月24日)

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武田、香港企業から経口VEGFR阻害薬のライセンス取得…日米欧で年内申請へ

武田薬品工業は1月24日、香港のHUTCHMEDから経口VEGFR阻害薬フルキンチニブの全世界(中国、香港、マカオを除く)を対象とした開発・商業化権を取得するライセンス契約を結んだと発表した。同薬は2018年に中国で治療抵抗性の転移性大腸がんの治療薬として承認を取得。年内に同じ適応で米国、欧州、日本での申請を予定している。武田は一時金として4億ドル(約520億円)を支払うほか、最大7億3000万ドルの開発・販売マイルストン、売り上げに応じたロイヤリティを支払う。

 

アステラス「ファンガード/マイカミン」をサンドに売却

アステラス製薬は1月24日、キャンディン系抗真菌薬「ファンガード/マイカミン(海外製品名)」(一般名・ミカファンギンナトリウム)について、日本を含む全世界での製造販売承認をスイス・サンドに譲渡すると発表した。アステラスは6250万~7500万ドル(約81億~98億円)の一時金と、売り上げに応じたマイルストンを受け取る。クロージングは今年上半期を予定しており、その後、製造販売承認の移管を行う。アステラスは経営資源配分の最適化を図る。同薬の2022年3月期の世界売上高は176億円。

 

アキュリス pitolisant睡眠時無呼吸症候群対象のP3試験開始

アキュリスファーマ(東京都港区)は1月24日、ヒスタミンH3受容体拮抗薬/逆作動薬pitolisantについて、閉塞性睡眠時無呼吸症候群を対象とした国内臨床第3相(P3)試験を開始したと発表した。持続陽圧呼吸(CPAP)療法による治療を行っても日中の眠気が残存する患者が対象。同薬は仏Bioprojetが開発し、アキュリスは日本での開発・商業化権を持つ。昨年11月からは、ナルコレプシーを対象としたP3試験を行っている。

 

タカラバイオ、TCR-T細胞療法「TBI-1301」の先駆け指定を承継

タカラバイオは1月24日、開発中のTCR-T細胞療法「TBI-1301」について、先駆け審査指定を承継したと発表した。TBI-1301は2018年3月に厚生労働省から先駆け審査指定制度の対象品目に指定されたあと、大塚製薬とのライセンス契約に伴って19年2月に同社に申請者を変更。同契約が終了したため、指定の変更を届け出ていた。希少疾病用再生医療等製品の指定についても同様の変更を行った。タカラバイオは滑膜肉腫を対象に行ったP1/2試験の結果をもとに申請の準備を進めている。

 

MeijiSeikaファルマ、生活習慣病薬など後発品18成分をMeファルマに移管

MeijiSeikaファルマは1月23日、生活習慣病治療薬や抗アレルギー薬などを含む後発医薬品18成分53品目をグループ会社のMeファルマに販売移管すると発表した。移管によってコスト競争力を強化する。対象製品の情報提供・収集活動はMeijiSeikファルマとMeファルマの両社で行う。

 

アキュリス、Four Hと協業…睡眠関連疾患でウェアラブルデバイス活用

アキュリスファーマは1月24日、ヘルステックのFour H(東京都渋谷区)と、ナルコレプシーや閉塞性睡眠時無呼吸症候群の患者を対象に、ウェアラブルデバイスを活用した探索的研究を開始したと発表した。アキュリスファーマが開発している薬剤の治験に参加する患者にウェアラブルデバイスを着用してもらい、睡眠、活動、心拍などのデータを取得。治験で取得するほかのデータとあわせて解析し、デジタルバイオマーカーの特定を目指す。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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