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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2022年10月17日)

更新日

 

富士製薬 アルボテックと共同開発のバイオシミラーを申請

富士製薬工業は10月17日、アイスランド・アルボテックと共同開発したバイオシミラー1製品について、国内で承認申請を行ったと発表した。具体的な成分名は明らかにしていない。両社はバイオシミラー6製品の開発・商業化で提携しており、申請に至ったのは今回が初めて。承認取得後は、契約に基づきアルボテックが製造を、富士製薬が販売を担う。

 

協和キリン マイトマイシンC製剤、抗がん剤用途でも申請

協和キリンは10月17日、インドのインタス・ファーマシューティカルズから導入したマイトマイシンC製剤を抗がん剤として申請したと発表した。供給停止中の抗がん剤「マイトマイシン注用」の代替製剤となる。協和キリンは2019年、原薬製造過程で無菌性の担保に影響する事実が判明したとしてマイトマイシン注用を自主回収。製造再開には時間がかかることから、今年1月に眼科用外用剤として申請したインタスのマイトマイシンC製剤を抗がん剤としても申請することにした。

 

田辺三菱、NMOSD治療薬「ユプリズナ」台湾で承認

田辺三菱製薬は10月17日、視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)治療薬「UPLIZNA」(一般名・イネビリズマブ、国内製品名・ユプリズナ)について、台湾で輸入販売承認を取得したと発表した。承認日は9月30日。現地子会社の台田薬品股份有限公司が販売を行う。同薬はアイルランドのホライゾン・セラピューティクスから導入した抗CD19抗体で、田辺三菱は日本と韓国でも承認を取得。重症筋無力症やIgG4関連疾患に対するグローバル臨床第3相(P3)試験を行っている。

 

スズケン「バイクロット」患者宅への配送サービスを開始

スズケン子会社のケンツメディコは10月17日、KMバイオロジクスの血友病治療薬「バイクロット配合静注用」を患者の自宅まで配送するサービスを開始したと発表した。バイクロットは品質を維持するために遮光かつ10度以下で管理する必要があり、管理が難しい。今回のサービスでは、パナソニックの定温輸送ボックス「VIXELL」を活用。配送サービス企業GENie(東京都中央区)と協力し、医薬品配送の教育を受けた同社のドライバーが医療機関への集荷と患者宅までの配送を行う。当面、サービスの提供は一部の医療機関に限定する。

 

岩城製薬、提携先のキノファーマに出資

アステナホールディングス(HD)は10月14日、子会社の岩城製薬がキノファーマ(東京都中央区)に出資したと発表した。出資額は非開示。両社は今年8月、尋常性疣贅に対する軟膏剤の共同開発・商業化に関する契約を結んでおり、同契約に基づいて岩城製薬がキノファーマの第三者割当増資を引き受けた。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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