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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2022年7月28日)

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キッセイ リンザゴリクス導出先のオブシーバが更生手続、ライセンス契約終了

キッセイ薬品工業は7月27日、自社創製のGnRHアンタゴニストのリンザゴリクス(一般名)について、導出先のスイス・オブシーバが会社更生手続きの開始を決めたと発表した。オブシーバは昨年9月に同薬を子宮筋腫治療薬として米国で申請したが、審査の過程でFDA(食品医薬品局)から指摘された課題を審査期限の今年9月13日までには解決できないと判断した。オブシーバは北米とアジア以外での同薬の商業化について英セラメックスとサブライセンス契約を結んでおり、キッセイはオブシーバとのライセンス契約を解約した上で、セラメックスとのサブライセンス契約を譲り受ける。欧州では今年6月に承認を取得していて、キッセイは自社主導で来年の発売を目指す。

 

大鵬、FGFR阻害薬フチバチニブを国内申請

大鵬薬品工業は7月28日、FGFR阻害薬フチバチニブ(開発コード・TAS-120)を申請したと発表した。適応は「前治療歴を有するFGFR2融合遺伝子を含む遺伝子再構成を伴う局所進行または転移性胆道がん」。申請は、患者103人を対象に行った臨床第2相(P2)試験の結果に基づく。米国でも今年3月に申請した。

 

塩野義 セフィデロコルを韓国企業にライセンス

塩野義製薬は7月28日、自社創製の新規シデロフォアセファロスポリン系抗菌薬セフィデロコル(一般名)について、韓国のJEILファーマシューティカルに同国での開発・販売に関する権利を供与すると発表した。日本を除くアジアでの権利を持つ平安塩野義香港(中国)がサブライセンス契約を結んだ。平安塩野義香港は、契約一時金のほか、開発進展に応じたマイルストン、JEILへの販売量に応じた収益を受け取る。セフィデロコルは、多剤耐性菌を含むグラム陰性菌に活性を示す抗菌薬。米国と欧州で承認を取得しており、日本でも今年3月に申請を行った。

 

JCR「グロウジェクト」SHOX異常症に伴う低身長に適応拡大申請

JCRファーマは7月28日、遺伝子組換えヒト成長ホルモン製剤「グロウジェクト」(一般名・ソマトロピン)について、「骨端線閉鎖を伴わないSHOX異常症における低身長」への適応拡大を申請したと発表した。SHOX異常症は、成長遺伝子SHOXの機能喪失につながる微細欠失・重複、変異などによって引き起こされる遺伝性疾患。国内で承認された治療薬はまだない。

 

アルナイラム、新社長に岡田裕氏

Alnylam Japanは7月28日、6月24日付で新社長に岡田裕氏が就任したと発表した。岡田氏は、藤沢薬品工業(現アステラス製薬)でキャリアをスタートし、製薬業界で23年以上の経験を持つ。シャイアー・ジャパンの事業責任者や、武田薬品工業の希少血液疾患領域ビジネスの統括などを歴任し、直近はガルデルマ日本法人で社長を務めた。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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