
バイオマリン、軟骨無形成症治療薬「ボックスゾゴ」の承認取得
BioMarin Pharmaceutical Japanは6月22日、軟骨無形成症治療薬「ボックスゾゴ皮下注用」(一般名・ボソリチド)の承認を取得したと発表した。適応は「骨端線閉鎖を伴わない軟骨無形成症」で、承認は20日付。同薬は、C型ナトリウム利尿ペプチド類縁体。ナトリウム利尿ペプチド受容体Bに結合し、 軟骨無形成症で異常に活性化される線維芽細胞増殖因子受容体3(Fgfr3)の下流のシグナル伝達を拮抗的に阻害することで、 軟骨内骨化による骨形成を改善する。
第一三共「エンハーツ」HER2低発現乳がんへの適応拡大を欧州で申請
第一三共は6月22日、抗HER2抗体薬物複合体(ADC)「エンハーツ」(トラスツズマブ デルクステカン)について、HER2低発現乳がんへの適応拡大を欧州で申請し、受理されたと発表した。申請は、今月開かれた米国臨床腫瘍学会(ASCO)で発表されたグローバル臨床第3相(P3)試験の結果に基づく。同試験では、ホルモン受容体陽性・HER2低発現乳がん患者の病勢進行・死亡リスクを、医師が選択した薬剤を投与した群と比べて49%低下させた。
ファイザー 小児用新型コロナワクチン、追加接種を申請
ファイザーは6月22日、小児用新型コロナウイルスワクチン「コミナティ筋注5~11歳用」について、追加接種の申請を行ったと発表した。同ワクチンは今年1月に初回免疫(1回目、2回目)を対象に承認を取得。米国では5月に追加接種に関する緊急使用許可が出されている。
AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
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