
「エンハーツ」HER2陽性乳がん2次治療への適応拡大申請
第一三共は12月14日、抗HER2抗体薬物複合体(ADC)「エンハーツ」(一般名・トラスツズマブ デルクステカン)について、HER2陽性乳がんに対する2次治療への適応拡大を申請したと発表した。同適応を対象とするグローバル臨床第3相(P3)試験では、対照群と比較して病勢進行・死亡のリスクを72%低下させた。同薬は昨年5月、HER2陽性乳がんの3次治療の適応で発売。2次治療以降の適応では、米国でブレークスルーセラピーに指定されている。
マルホ「アメナリーフ」再発性の単純疱疹への適応拡大を申請
マルホは12月14日、抗ヘルペスウイルス薬「アメナリーフ錠」(アメナメビル)について、「再発性の単純疱疹」への適応拡大申請を行ったと発表した。今回申請した用法・用量は、初期症状を自覚した時点で予め処方された薬剤を服用するPIT(Patient Initiated Therapy)という治療法。海外では標準的な治療とされている。同薬はアステラス製薬が創製。2017年から帯状疱疹治療薬としてマルホが国内での製造販売を行っている。
小野 京都大に「小野薬品・本庶 記念研究基金」設立
小野薬品工業は12月14日、京都大に230億円を寄付し、同大が「小野薬品・本庶 記念研究基金」を設立したと発表した。基金は、京都大の自然科学分野の若手研究者の育成と研究環境の整備に充てられる。
AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
あわせて読みたい
オススメの記事
-
ウルトラジェニクス、LC-FAOD治療薬トリヘプタノインを申請/MSD、21価肺炎球菌ワクチン「キャップバックス」承認 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2025年8月8日)
-
製薬業界 2025年下半期の転職市場トレンド予測―求人数は上半期から横ばいの見通し…メディカルやバイオベンチャーの研究などで募集活発
-
【工場探訪:くすりづくりの現場を歩く】中外製薬工業・宇都宮工場―日本最大級のバイオ医薬品製造施設はDXの先進地
-
【2025年版】国内製薬会社ランキング―トップ3は今年も武田・大塚・アステラス、海外好調で軒並み増収
-
【2025年版】製薬会社世界ランキング―トップ3はロシュ、メルク、ファイザー…リリーがトップ10入り