武田 中南米の非中核資産をウルグアイ企業に売却、パントプラゾールなど5製品
武田薬品工業は9月17日、中南米で販売している5つの製品をウルグアイのアディウム・ファーマに売却すると発表した。売却するのは、プロトンポンプ阻害薬パントプラゾールや同デクスランソプラゾールなどで、武田は今後5年間、アディウムに製品を供給する。売却は今年後半に完了する予定。非中核資産の売却により、重点領域に注力する。
久光 5カ年の中期経営方針策定、年平均5%の売上高成長目指す
久光製薬は9月17日、2022年2月期から5年間の「中期経営方針」を策定したと発表した。22年2月期は前の中期経営方針の最終年度にあたるが、新型コロナウイルスの感染拡大によって環境が大きく変化したことを受け、前倒しで新たな中期経営方針をスタートさせることにした。主力の「サロンパス」の海外展開や米子会社の収益改善などに取り組み、年平均5%の売上高成長を目指す。
第一三共「エンハーツ」中国で胃がん3次治療のP2試験開始
第一三共は9月17日、抗HER2抗体薬物複合体(ADC)「エンハーツ」(一般名・トラスツズマブ デルクステカン)について、中国でHER2陽性胃がんに対する3次治療を対象とした臨床第2相(P2)試験を開始したと発表した。2つ以上の前治療歴があるHER2陽性の治癒切除不能な進行・再発の胃または胃食道接合部腺がん患者約75人を登録する予定。主要評価項目は客観的奏効率。