武田 EGFRエクソン20挿入変異の非小細胞肺がん治療薬「EXKIVITY」米国で承認
武田薬品工業は9月16日、チロシンキナーゼ阻害薬「EXKIVITY」(一般名・mobocertinib)が米国で迅速承認を取得したと発表した。適応は「EGFRエクソン20挿入変異を伴う成人の局所進行または転移性非小細胞肺がん」。EGFRエクソン20挿入変異を標的とする治療薬は世界初で、同適応では米FDA(食品医薬品局)からブレークスルーセラピー指定を受けている。承認の根拠となった臨床第1/2相(P1/2)試験では、約1.5年の奏効期間(中央値)を示した。コンパニオン診断薬として、サーモフィッシャーサイエンティフィックの「Oncomine Dx Target Test」同時に承認された。
製薬協 小野薬品を会員資格停止処分…贈賄の有罪判決受け
日本製薬工業協会(製薬協)は9月16日、三重大付属病院の薬剤発注をめぐる汚職事件で社員2人が贈賄の有罪判決を受けた小野薬品工業に対し、会員資格停止の処分を行ったと発表した。規格に適合しない着色料を使って一般用医薬品を製造したとして業務停止命令を受けた久光製薬は、役職解任処分とした。製薬協は「改めて会員会社のコンプライアンスの徹底に努める」としている。
EAファーマ 新社長にエーザイ・ジャパン プレジデントの籔根氏
EAファーマは9月15日、10月1日付で代表取締役社長にエーザイの籔根英典常務執行役(エーザイ・ジャパン プレジデント)が就任すると発表した。現職の松江裕二氏は退任する。
NEC ヘルスケア・ライフサイエンス事業で2030年に事業価値5000億円へ
NECは9月15日、AI(人工知能)などデジタル技術を活用した「ヘルスケア・ライフサイエンス事業」で2030年に事業価値5000億円を目指すと発表した。電子カルテシステムや遠隔診療などの「メディカルケア」、リハビリ支援などの「ライフスタイルサポート」、AI創薬などの「ライフサイエンス」の3つの領域に注力。ヘルスケア・ライフサイエンスPMO(プロジェクトマネジメントオフィス)を立ち上げ、グループ横断で事業開発を進める。