帝人ヘルスケア、地域密着サービスへ営業体制再編
帝人ファーマは8月23日、子会社・帝人ヘルスケアの営業拠点を10月1日付で再編すると発表した。現在の12支店75営業所から、18支店129営業所へと体制を拡充し、地域に密着した医療サービスの提供を目指す。帝人ファーマは、地域包括ケアシステムの進展を見据え、2019年10月、医薬品の情報提供機能と在宅医療機器の営業・サービス機能を帝人ヘルスケアに集約した。
MICIN 聖マリアンナ医科大と治験のDX推進などで提携
MICINと聖マリアンナ医科大は8月23日、ICT技術を活用したデジタルトランスフォーメーション(DX)に関する戦略的包括協定を結んだと発表した。同大の持つ地域医療機関とのリレーションやノウハウと、MICINの技術を組み合わせ、治験や臨床研究などでDXを推進する。すでに、治験へのオンライン診療の実装や、説明同意プロセスを遠隔で行うトライアルを開始。MICINのDCT支援システムを使い、がん領域の試験でスクリーニング検査を遠隔で実施する体制を整備した。
バイエル 新社長にフリオ・トリアナ氏、9月1日付
バイエル薬品は8月20日、独バイエルでファーマ・トランスフォーメーションの責任者を務めるフリオ・トリアナ氏が9月1日付で代表取締役社長に就任すると発表した。現社長のハイケ・プリンツ氏は独バイエルの医療用医薬品部門ヨーロッパ・中東・アフリカ代表に就く。トリアナ氏は2002年にバイエルに入社。中南米、米国、欧州などでリーダーを歴任し、ファーマ・トランスフォーメーション責任者に就く前は医療用医薬品部門の最高財務責任者を務めていた。
久光「ジクトルテープ」腰痛症などへの適応拡大を申請
久光製薬は8月20日、経皮吸収型非ステロイド性疼痛治療薬「ジクトルテープ」(一般名・ジクロフェナクナトリウム)について、「腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群および腱鞘炎」への適応拡大を申請したと発表した。同薬は今年5月、「各種がんにおける鎮痛」の適応で発売。今回の適応拡大は22年度の承認取得を目指している。