AGC、ノバルティスの遺伝子治療薬工場を買収
AGCは7月2日、米バイオCDMO子会社AGCバイオロジクスが、スイス・ノバルティスから遺伝子治療薬工場を買収すると発表した。買収するのは、ノバルティス子会社のノバルティス・ジーン・セラピー(旧アベクシス)が米コロラド州に保有している工場。AGCは買収を通じて遺伝子・細胞治療薬の製造能力を拡大する。同社は、バイオCDMOを含むライフサイエンス事業で25年度に売上高1800億円以上を目標に掲げている。
イベルメクチン、興和が新型コロナ向け企業治験
興和は7月1日、新型コロナウイルス感染症を対象に、駆虫薬イベルメクチンの臨床試験を始めると発表した。同薬の開発への貢献でノーベル生理学医学賞を受賞した大村智・北里大特別栄誉教授から依頼を受けたという。同薬は世界各国で新型コロナへの効果を調べる複数の臨床試験が行われており、国内では同大病院が医師主導治験を進めているが、企業治験は初となる。
東邦薬品、神戸医師協同組合の医薬品販売事業を承継
東邦ホールディングスは7月2日、事業会社の東邦薬品が神戸医師協同組合の医薬品販売事業を事業譲渡により承継すると発表した。譲渡は11月1日付。東邦は、グループの供給体制を活用して組合員向けに医薬品を販売するほか、自社の顧客支援システム・サービスを提供する。
日本ケミファ、後発品の製剤製造企業を公開
日本ケミファは7月1日、製造販売承認を持つすべての後発医薬品について、製剤製造企業名を公開すると発表した。製造を委託している製品については、公開許諾が得られた企業名を公開する。公開は、同日から日本ケミファと子会社・日本薬品工業の医療従事者向けサイトで行っている。