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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2021年6月24日)

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エーザイの抗Aβプロトフィブリル抗体lecanemab、米国でブレークスルーセラピー指定

エーザイと米バイオジェンは6月24日、抗アミロイドβ(Aβ)プロトフィブリル抗体lecanemab(開発コード・BAN2401)について、アルツハイマー病(AD)の適応で米FDA(食品医薬品局)からブレークスルーセラピーの指定を受けたと発表した。指定は、早期ADを対象とした臨床第2相(P2)試験で、脳内Aβ蓄積量の減少と臨床症状の悪化抑制を示したことに基づく。現在1795人の早期AD患者を対象とするP3試験が進行中で、来年9月までの主要評価項目の結果取得を目指している。プレクリニカルADでもP3試験を実施中。

 

参天 春季カタル治療薬「Verkazia」が米国で承認

参天製薬は6月24日、小児・成人の春季カタル治療薬「Verkazia」(一般名・シクロスポリン乳化点眼液0.1%)が米国で承認されたと発表した。春季カタルは、小児から若年成人に多い再発性の重症アレルギー性眼疾患。角結膜など眼表面に重度の炎症を起こし、日常生活にも影響をきたすことが知られ、重症化すると角膜潰瘍や視力障害を引き起こすことがある。昨年買収した米アイバンスの事業基盤を活用し、同薬を展開する。

 

抗がん剤「ハイヤスタ」承認…MeijiSeikaファルマが販売

MeijiSeikaファルマは6月24日、日本での独占販売権を持つ抗がん剤「ハイヤスタ錠」(ツシジノスタット)について、提携先である米HUYABIOの日本法人が承認を取得したと発表した。適応は「再発または難治性の成人T細胞白血病リンパ腫」。同薬は中国で創出されたヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)阻害薬で、エピジェネティックな作用を持つイムノモジュレーター。遺伝子発現を制御することでがん細胞の増殖を抑制し、免疫調節作用も示すとされている。日本では「再発または難治性の末梢性T細胞リンパ腫」への適応拡大も申請中。

 

ファイザー「my MR君」を全MRに導入

ファイザーは6月24日、エムスリーのリモートコミュニケーションプラットフォーム「my MR君」を自社の全MRに導入すると発表した。my MR君は、エムスリーの医療従事者専門サイト「m3.com」上で医師と直接やり取りできるプラットフォーム。ファイザーは、導入を通じてオフライン活動とオンライン活動の一気通貫を狙うとしており、自社ツールなどとの連携を図る。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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