沢井 サスメドと資本業務提携
沢井製薬は9月24日、サスメドと資本業務提携すると発表した。ブロックチェーン技術を応用した研究開発費の削減や、アプリによる服薬管理技術の活用、AI自動解析システムを使った業務効率化などで協業を検討する。沢井は2021年4月の持株会社体制への移行にあたり、新規事業への参入を進めており、IT技術によるソリューション提供を目指している。
大鵬、脳転移腫瘍の治療薬開発でMDアンダーソンと提携
大鵬薬品工業は9月24日、米テキサス大MDアンダーソンがんセンターと、難治性がんに対する治療法の開発で戦略的提携したと発表した。大鵬が創製した転移性脳腫瘍(脳転移)治療薬候補化合物について、MDアンダーソンの臨床開発プラットフォームで評価・分析し、開発を加速する。提携は3年間。
アステラス、米大と萎縮型加齢黄斑変性向け遺伝子治療薬の共同研究
アステラス製薬は9月24日、萎縮型加齢黄斑変性に対する遺伝子治療薬の創出を目指し、米ピッツバーグ大と共同研究を始めたと発表した。同大医学部のDebasish Sinha教授とともに、アデノ随伴ウイルス(AAV)を使った遺伝子治療薬を開発する。アステラスは得られた開発候補品の開発・商業化に関する独占交渉権を持つ。
第一三共 ベトナムに現地法人を設立
第一三共は9月24日、ベトナム・ホーチミン市に子会社「第一三共ベトナム」を9月18日付で設立したと発表した。第一三共は2014年に駐在員事務所を設立し、抗菌薬「クラビット」などの販売支援を行ってきたが、今後の新製品の発売を見据え、現地法人による販売を始める。
デンカ、ベルギーでノロウイルスワクチンのP1開始
デンカは9月23日、グループ会社の独アイコン・ジェネティクスが、ベルギーでノロウイルスワクチンの臨床第1相(P1)試験を開始したと発表した。健康成人に対する安全性と免疫原性を確認する。デンカグループは、アイコン社の植物を利用した遺伝子組み換え技術を使って、ノロウイルスワクチンや検査試薬の原料などを開発している。