アストラゼネカ、新型コロナワクチンの国内P1/2試験開始
アストラゼネカは9月4日、新型コロナウイルスワクチン「AZD1222」の国内臨床第1/2相(P1/2)試験を始めたと発表した。18歳以上の250人を対象に、日本人に接種した場合の安全性と有効性を評価する。同ワクチンはチンパンジー由来のアデノウイルスを使ったウイルスベクターワクチンで、英オックスフォード大と共同開発。アストラゼネカは、来年初頭から日本に1億2000万回分を供給することで政府と合意している。
大塚 腎性貧血治療薬バダデュスタット、米で来年早期に申請へ
大塚製薬は9月3日、米アケビア・セラピューティクスと共同開発している腎性貧血治療薬のHIF-PH阻害薬バダデュスタットを2021年の早期に米国で申請すると発表した。保存期慢性腎臓病の患者を対象に行ったグローバルP3試験で主要評価項目を達成した。透析期の患者を対象としたP3試験も成功しており、両試験の結果をもとに申請する。大塚は欧州でも申請を予定。日本では田辺三菱製薬が開発を行い、今年8月に「バフセオ」の製品名で発売した。