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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2020年7月28日)

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エーザイ、認知機能維持アプリの提供開始―DeNAと共同開発

エーザイは7月28日、ディー・エヌ・エー(DeNA)子会社のDeSCヘルスケアと、認知機能の維持をサポートするスマートフォンアプリ「Easiit(イージット)アプリ」を共同開発し、同日から提供を開始したと発表した。エーザイの認知症プラットフォーム「Easiit」の基盤となるアプリで、歩数や睡眠、食事といった健康データを可視化し、ブレインパフォーマンスを維持するための行動変容を促す。今年9月末にはエーザイが法人向けに展開する認知機能のセルフチェックツール「のうKNOW」との連携機能が搭載される予定で、将来的には医療データとの連携も検討。まずは5年で500万人の利用を目指す。

 

富士フイルム 米テキサス拠点でもワクチン原薬を受託製造

富士フイルムのCDMO子会社フジフイルム・ダイオシンス・バイオテクノロジーズ(FDB)は7月28日、米生物医学先端研究開発局(BARDA)と、FDBの米テキサス拠点で新型コロナウイルス感染症ワクチンの原薬製造を請け負う契約を結んだと発表した。契約は来年末までで、BARDAは約270億円を拠出する。米政府主導の官民連携プロジェクトの一環。FDBはすでに米ノースカロライナ拠点で米ノババックスのワクチン原薬を受託製造しており、テキサス拠点では同ワクチンを含む複数のワクチンの原薬を製造する。

 

参天、米オスモティカから後天性眼瞼下垂治療薬を導入

参天製薬は7月28日、米オスモティカ・ファーマシューティカルズ傘下のRVLファーマシューティカルズと、後天性眼瞼下垂治療薬「RVL-1201」の開発・商業化に関する独占的ライセンス契約を結んだと発表した。対象地域は日本、中国を含むアジア、EMEA(欧州・中東・アフリカ)。同薬は1日1回点眼の直接作用型αアドレナリン受容体作動薬で、米国では今月「UPNEEQ」の製品名で承認された。参天は契約の対価として、オスモティカに一時金とマイルストンを合わせて最大8900万ドル(約94億3400万円)と、販売ロイヤリティを支払う。

 

アルフレッサ インテグリティ・ヘルスケアと資本提携

アルフレッサホールディングス(HD)は7月28日、子会社アルフレッサがインテグリティ・ヘルスケア(東京都中央区)と資本提携したと発表した。インテグリティが行った第三者割当増資を引き受け、同社株式の一部を約5億円で取得した。出資比率は非公開。インテグリティはオンライン診療システム「YaDoc(ヤードック)」を医療機関向けに提供しており、両社は提携を通じて同システムを活用したサービスビジネスなどを共同で検討・開発する。

 

大鵬「ロンサーフ」中国で販売開始

大鵬薬品工業は7月28日、抗がん剤「ロンサーフ」(一般名・トリフルリジン/チピラシル塩酸塩)について、転移性結腸・直腸がんを対象に中国で販売を始めたと発表した。同薬は日米欧を中心に世界各国で結腸・直腸がん治療薬として販売されており、昨年に胃がんに適応拡大した。

 

ファイザー「イブランス」錠剤を発売

ファイザーは7月28日、乳がん治療薬「イブランス」(バルボシクリブ)の新剤形となる錠剤を発売したと発表した。従来のカプセル剤と異なり、食事の有無によらず服用できる上、サイズも小さくなるため服用しやすくなると期待される。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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