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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2020年7月8日)

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田辺三菱子会社、新型コロナワクチンでGSKと提携…7月中旬にP1開始

田辺三菱製薬は7月8日、子会社のカナダ・メディカゴが新型コロナウイルス感染症ワクチンの開発で英グラクソ・スミスクライン(GSK)と提携したと発表した。7月中旬に臨床第1相(P1)試験を始める。メディカゴが開発しているのは、植物由来のウイルス様粒子を使ったワクチン。GSKはアジュバントを提供する。

 

エーザイ、EZH2阻害薬タゼメトスタットを申請

エーザイは7月8日、EZH2阻害薬タゼメトスタット臭化水素酸塩を「EZH2遺伝子変異陽性の濾胞性リンパ腫」を対象に日本で申請したと発表した。同薬は米エピザイムが創製。EZH2は、発がんプロセスに関与するエピジェネティクス関連タンパク質群のヒストンメチル基転移酵素で、EZH2を阻害することでがん関連遺伝子の発現を抑制し、がん細胞の増殖を抑制する。米国では今年6月に承認を取得している。

 

大塚、経口DNAメチル化阻害配合剤「INQOVI」が米・加で承認

大塚製薬は7月8日、米子会社アステックス・ファーマシューティカルズが創製した抗がん剤「INQOVI」が、米国とカナダで承認を取得したと発表した。適応は骨髄異形成症候群と慢性骨髄単球性白血病。同薬は、DNAメチル化阻害薬デシタビンに代謝酵素阻害薬cedazuridineを加えた世界初の経口DNAメチル化阻害配合剤。北米での販売は、大鵬薬品工業子会社の大鵬オンコロジー(米)と大鵬ファーマカナダが行う。

 

楽天メディカル、セツキシマブの供給で独メルクと提携

楽天メディカルは7月8日、光免疫療法薬セツキシマブ サロタンカンナトリウムに用いる抗EGFR抗体セツキシマブの供給に関して、独メルクと複数年の契約に合意したと発表した。契約により楽天メディカルは、光免疫療法薬の開発・商業化に必要なセツキシマブを安定的に確保する。セツキシマブ サロタンカンナトリウムは今年3月、再発頭頸部がんの適応で日本で申請。先駆け審査指定制度の対象品目で、条件付き早期承認制度の適応も受けている。

 

シミックHD、生薬原料の栽培を開始

シミックホールディングスは7月8日、北海道蘭越町で漢方・生薬の原料となる薬用植物の栽培を開始したと発表した。シミックHDと京都大、同町の3者で共同研究契約を結び、市場ニーズの高い高麗人参、セネガ、シソなどを栽培する。日本国内で流通している漢方・生薬製剤は、原料生薬の約8割を中国からの輸入に頼っている。3者は、国内生産の拡大と地域活性化を目指す。

 

エーザイ「デエビゴ」を香港で申請

エーザイは7月8日、自社創製の不眠症治療薬「デエビゴ」(一般名・レンボレキサント)を香港で申請し、当局に受理されたと発表した。同薬は日本と米国で承認済み。日本を除くアジアでは、香港が初めての申請となった。

 

アストラゼネカ、患者向けAIボットの対象製品を拡大

アストラゼネカは7月8日、昨年10月に運用を開始した患者向けAIチャットボット「アズポート」の対象製品を拡大したと発表した。これまでは喘息・COPD治療薬「シムビコート」のみだったが、COPD治療薬「ビレーズトリ」や糖尿病治療薬「ビデュリオン」など6製品を追加した。デバイスの使い方などについて、患者からの問い合わせに自動で回答する。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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