メルクバイオとファイザー「バベンチオ」尿路上皮がんの適応拡大申請
メルクバイオファーマとファイザーは5月28日、免疫チェックポイント阻害薬の抗PD-L1抗体「バベンチオ」(一般名・アベルマブ)について、「局所進行または転移性の尿路上皮がんに対する一次化学療法の維持療法」への適応拡大を申請したと発表した。同薬は2017年にメルケル細胞がんの適応で、19年に腎細胞がんの適応で承認されている。
帝人ファーマ 骨粗鬆症治療薬アバロパラチドを申請
帝人ファーマは5月27日、アバロパラチド(開発コード・ITM-058)を骨折の危険性の高い骨粗鬆症の適応で申請したと発表した。同薬は骨形成を促進する副甲状腺ホルモン関連ペプチド誘導体。米国では米ラディウス・ヘルスが2017年に承認を取得している。
田辺三菱、CMC研究機能を持つ新研究棟を建設
田辺三菱製薬は5月28日、子会社・田辺三菱製薬工場の小野田事務所(山口県山陽小野田市)内に新研究棟を建設すると発表した。大阪にあるCMC研究機能を移転して生産・CMC研究機能を集約するとともに、新技術や新規モダリティへの対応を強化する。総工費は約40億円で、来年5月の完成を予定している。
CSLベーリング「ピリヴィジェン」新規格も無・低ガンマグロブリン血症に適応拡大
CSLベーリングは5月27日、免疫グロブリン製剤「ピリヴィジェン」の2.5mg/25mL製剤について、無または低ガンマグロブリン血症への適応拡大が承認されたと発表した。同規格は今年4月、慢性炎症性脱髄性多発根神経炎を対象に承認された。
ファイザー 医療関係者向けチャットボットに製品使用期限検索機能を追加
ファイザーは5月28日、医療関係者向けの製品情報簡易検索システム「マイボ」に、製品の使用期限を検索できるサービスを追加したと発表した。製品のロット番号を入力することで、いつでも製造期限がわかるようになる。
J-TEC 新社長に畠会長が就任、6月25日付
ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(J-TEC)は5月27日、秋山雅孝代表取締役社長執行役員が退任し、後任に畠賢一郎代表取締役会長執行役員が就任すると発表した。人事は6月25日付で、秋山氏は代表権を持たない取締役(非業務執行)となる。経営体制を簡素化することで、意思決定のスピードアップを図る。