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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2020年4月6日)

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アステラスとバンナム 運動支援アプリ、試験販売用を共同開発へ

アステラス製薬は4月6日、バンダイナムコエンターテインメントと共同開発している運動支援アプリについて、試験販売用のアプリを共同開発すると発表した。両社はすでに研究用のアプリを開発しており、現在、アステラスが内臓脂肪面積の変化などを指標にアプリで提供する運動プログラムの効果を評価する研究を実施中。試験販売用アプリは、研究用アプリを改良し、ゲームのノウハウを活用して利用者が楽しく運動を継続できるようにする。両社は、効果の評価を踏まえて試験販売を行うか判断する。

 

Meiji、ベトナムで「エパデール」を販売へ

Meiji Seikaファルマは4月6日、持田製薬が日本で製造販売する高純度EPA製剤「エパデールS」(イコサペント酸エチル)について、ベトナムでの販売に関する契約を結んだと発表した。Meijiはベトナムで同薬を独占的に開発・販売する権利を獲得。提携先のティエンタオ合資会社(ハノイ)が承認取得と販売を行う。Meijiと持田は、同薬の販売についてタイでも協業している。

 

リバロ特許をめぐり、興和が東和に3度目となる損害賠償を請求

東和薬品は4月6日、高脂血症治療薬「リバロ」(一般名・ピタバスタチンカルシウム)の後発医薬品が先発医薬品の製剤特許を侵害しているとして、先発品を製造販売する興和から48億円あまりの損害賠償を求める訴訟を起こされたと発表した。東和が同様の訴えを起こされるのは3度目。今回は2017年4月1日からの1年間の販売分が対象で、係争中の過去2回の訴訟と合わせると、請求額は約132億円に上る。東和は従来から「特許は無効」と主張しており、今回も全面的に争う構え。

 

MSD 婦人科領域など分社化へ日本でも新会社設立

MSDは4月6日、米国本社が分社化を表明している▽婦人科領域▽長期ブランド製品群▽バイオシミラー――の3事業を承継する新会社「オルガノン」を設立したと発表した。設立登記は3月31日付で、日本での分社化は2021年上半期を予定。社名はグローバルの「Organon & co.」に合わせた。

 

久光 米国で経皮吸収型統合失調症治療薬「Secuado」発売

久光製薬は4月6日、経皮吸収型の統合失調症治療剤「Secuado」(アセナピンマレイン酸塩)について、米子会社ノーベンファーマシューティカルズが3月2日から販売を始めたと発表した。同薬は2019年10月に承認。経皮吸収型の統合失調症治療薬は米国で初めて。

 

アステラス 3つの研究・製造拠点で水力電源を導入

アステラス製薬は4月6日、国内の3拠点(つくば研究センター、つくばバイオ研究センター、高萩合成技術センター)で、消費する全ての電力を水力発電由来の電力に切り替えたと発表した。3拠点で排出していた温室効果ガスは約3万1000トン(2019年実績)だが、水力発電由来電力への切り替えで全量を削減できる見込み。

 

【AnswersNews編集部が製薬企業をレポート】

アステラス製薬
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